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満員御礼-第2回れきまち研究会

141220れきまち倉吉02  141220第2回れきまち写真03

 
 12月20日(土)、第2回れきまち研究会が倉吉市鍛治町の大鳥屋で開催されました。来場者は41名。畳座敷は満員です。ここでは学生3名の報告を掲載します。いずれも卒論・修論の中間報告をバージョンアップしたものです。
 津山市担当者のれきまち講演は少々驚きました。津山ではれきまちが重伝建に先行して認定されたのですが、現在、れきまちの事業としては街並み環境整備しかおこなわれていないそうです。昨年は講演を聴いた松江市の取り組みが多種多様であっただけに、れきまちの存在意義があまり感じられなかった点、残念です。パネル・ディスカッションはなかなか刺激的な討論になりました。なにより、文化財課長の「重伝建」宣言が最大の収穫でした。


141220科学的年代測定からみた長谷寺本堂の建築年代ページ21


長谷寺本堂の建築年代

 ぼくが発表したタイトルは「科学的年代測定からみた長谷寺本堂の建築年代」です。最近、新たな情報として、長谷寺文書のうち「分限御改書上」という信頼性の高い史料に長谷寺本堂が茅葺だったことを示す記載が残されていることが分かりました。そこには、天保十年(1840)に長谷寺本堂は茅葺きから瓦葺きに変わったと記されています。現在の本堂は瓦葺き寄棟造に裳階(もこし)をめぐらせたものですが、天保十年以前は、茅葺き宝行造の5間堂だったわけです。現在の屋根を茅葺きに戻すことで驚くほど外観のレベルが向上し、観光客を呼び込む有力な建物になると思われます。これまでのべてきたように、本堂の柱の科学的年代測定は14~15世紀を示しています。本堂は県保護文化財に指定されるので、いったん県費で解体修理し、屋根等を茅葺きの姿に当初復原すれば、重要文化財への道が開けるのではないでしょうか。また、本堂の前身建物と係わるであろうと推定される旧巻斗も、年代測定の結果次第では文化財指定の必要性が生じるでしょう。(白帯)


141220第2回れきまち研究会岡田パワポ


町並み保全における茅葺き民家の重要性

 私は、「倉吉市鍛冶町・河原町の町並みと歴史的風致 」と題して建築的、空間的なハードな面からみた町並み保存について発表しました。卒論中間発表の時よりほんの少しですが新報した報告になったとと思います。この、れきまち研究会を通して、卒論についてもこれからしっかり詰めていかないといけないと思いました。地域の人たちが高い意識をもって活動されており、研究を通してその想いと町の魅力がとても伝わってきているので、鍛冶町・河原町のアピールできるような卒業論文にまとめていきたいです。2回のれきまち研究会を経験し、「歴史まちづくり法」についても本格的に検討していきたいと思っています。
 冒頭でも述べたとりい、今回のれきまち研究会で、文化財課長から鍛冶町・河原町を重伝建にしたいという気持ちが聞けたのが良かっです。重伝建を実現するためには、先生が仰っているように、建物の数をこれ以上減らすことはできません。とくに3棟の茅葺き民家は歴史遺産として非常に貴重なものであり、保護保全の対策が喫緊の課題になっています。〈せつ〉


141220第2回れきまち写真04



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プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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