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祝 智辯学園、春の甲子園優勝!!

 奈良北部のニュータウンに家を構えて30年。ローンも払い終えました。奈良県民としてずっと税金納めてます。高市早苗と馬淵澄夫が奈良県選出の国会議員であることは知っています。が、知事の苗字を私は知らない。市長も知らない。
 というわけで、家主は奈良に愛着をさほど感じていないのですが、他の家族はそうでもないようです。わたしがこの家を売って三田か三木あたりに新居を構えようと提案すると猛反発してくれます。新しい家を買うのはお父さんの自由だけど、この家売るのはもったいない、とくちごたえしやがる。
 それにしても、今日の娘はひどかった。どうやって仕事をサボタージュしているのか知らないけれども、試合中なんども母親にメールや電話してくるんだから。
 「どうなん?」「勝ってるよ、1点差だけど」「へぇ~~、ほんま!?」

 奈良県民としてのエスニック・アイデンティティが乏しい私ではありますが、さすがに今日の決勝戦はかぶりつきで視ましたよ。緊張感のある良い試合でしたね。高松商業も応援したんです。年にいちどロシアンBARでユウトやケントがお世話になってきた町ですから。母音はでかいし、うどんは美味い。
 9回までなら奈良有利、延長に入れば高松有利とみてました。智辯の投球数が多くなっていて、延長で投げれば投げるほど打たれる可能性が高まると感じていたのです。11回裏に決着がつかなかったら、おそらく結果は逆になってように思います。でも、ケリをつけたのが投手自身なんだから、田にしたもんだよ、カエルの小便、見上げたもんだよ、屋根屋の褌!!!

 いや、嬉しいね。だいたいこういうときは、あぁ~惜しかったなぁ、で、終わるもんですが、智辯学園、ほんとに優勝しちゃった。調子にのって、私は5ヶ月ぶりにスロージョギングを再開して散髪屋まで行き、返りに生協でピンクのカバを買ったんです。
 カバってのはね、スペインのシャンパンでんす。ロゼ・カバで祝杯をあげたのよ。

   祝智辯学園甲子園優勝!!


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↑奈良の桜は六分咲き、心は満開だぁ!

卒業式-還暦記念同窓会

 体調不良で19日の卒業式を欠席した。インフルエンザなのだと思う。思えば、秋田の夜は寒かった。川反で牛舌をつついてるあたりから軽い寒気がしていた。帰宅後、ドクターに診断を仰いだところ、「鼻水がでてないので検査できない」などとブッシュなことを宣う。ともかくタミフルくださいとお願いして、5日分頂戴したのだが、その錠剤も今日で切れてしまった。
 16日は義父の傘寿の祝いがあった。レーク大樹で大騒ぎのはずだったのだが、熱病は悪化し、代役に長男を立てて、わたしは床に伏していた。翌日、卒業生の送別会には顔だけだした。別れの盃を贈る必要があったから。みんなよく飲んだ。わたしはウーロン茶だけ。鉢物にもほとんど手をつけず、まわりにゆずった。横になりたい。

 卒業式の日、家内は中学校の同窓会にでかけていった。大病を患ってから社会と交わる機会が著しく減っているので、とても楽しみにしていた。その間、タクオの訪問をうけた。インフルで卒業式を休んだことはもちろん伝えてある。ある新刊本の執筆担当を任せたのだが、出来がよくないので、あらかじめメールで愚痴をこぼし、会って正式に説教した。残念ながら、今日は飲めない。微熱があるし、薬の副作用ですぐに眠くなる。横になりたい。
 夕刻、とても楽しかったと言って家内が帰ってきた。羨ましい。iPadを覗くと、卒業生からメールが届いていた。

   17日は私たち4年生の送り出し会を開いてくださり、
   誠にありがとうございました。
   私たち4年生は、無事全員卒業することができました。
   先生の指導のおかげで卒業できたと思っています。
   至らない点ばかりで、私は4年生の中で一番
   先生を困らせたと思います。
   でも最後まで叱ってくださり、今では本当に感謝しています。
   褒められることは少なかったですが、
   立面図などを先生に褒めてもらえた時はすごく嬉しくて
   もっと頑張ろう!
   と思えました。
   こんな不甲斐ない私ですが、これからは社会人として
   頑張って行きます。
   お体には十分気を付けてくださいね。
   今まで本当にありがとうございました。


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そしてまた、奇跡の発見

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平成27年度秋田県埋蔵文化財発掘調査報告会

 片貝家ノ下遺跡の現地説明会からまる四ヶ月をへた3月13日、「建築考古学からみた片貝家ノ下遺跡の埋没建物跡」と題する講演をしてきました。会場は秋田県生涯学習センターの大講堂。県埋文センターの内部報告会だと思っていたのですが、とんでもない、一般聴衆対象の大規模な講演会でした。いつもの軽装でスピーチしたのですが、他の関係者はみなビシッとスーツで決めておられた。わたしの場合、膨らんだ腹におさまるズボンがありませんで・・・ご免なさい。聴衆は例年150名前後だそうですが、今回は片貝家ノ下の大発見の影響でなんと240名にのぼりました。


ブログ20160313秋田県埋文報告会(浅川)_01 


 話題は上に示したように、3部構成にしました。まず縄文・弥生の焼失住居跡から復元される建物では、土屋根の厚さが10~40㎝の末広がりとなるので、片貝家ノ下の斜行黒土層とは大きく異なることを示唆しました。また、竪穴住居を土で覆うのは「防火」の性能を期待してものであることも強調しました。次に青谷上寺地遺跡の屋根材から復元される杉皮葺き大型建物の復元CGを示しました。現地では杉皮葺きの屋根に土を被せたとみる意見があるようですが、その場合でも、杉皮から下には結構な木構造があり、その小屋組の下端部分が周堤に包含されなければ建築として成立しないことを説明するためです。


ブログ20160313秋田県埋文報告会(浅川)_04 SI03西


SI03の土層分析-屋根と周堤

 片貝家ノ下の埋没家屋SI03については、まず同じような黒土系ではあるけれども、地山・斜行黒土・周堤ですべて色彩・色調が異なっていることを強調しました。これまでなんどか分析した、西側の断面をみると(↑)、斜行黒土の下端は鏃のような形状をして周堤にくいこんでいます。こうした土層の関係からみると、斜行黒土は垂木もしくは板などの木材である可能性が高いと思われます(面的なひろがりがあるので板であろうと推測しています)。しかし、これを屋根土とみる意見もある。その場合、斜行黒土の下側に<サス+母屋+垂木or板材>などの小屋組が納まり、さらにその下端部が周堤の内部に納まることを論証する必要があります。ここで再度、土層をみると、斜行黒土(勾配45°)の下側にベージュ系の攪乱層を確認できます。これが<サス+母屋+垂木or板材>の下端部として捉えうるのか否か。問題はこの攪乱層が周堤のなかに納まるかどうか、ですが、現状では地山面と周堤との関係が把握できないので、今後断面観察トレンチを拡大して、地山面と周堤の層位関係を厳密に理解しなければならないでしょう。ちなみに、周堤は小屋組を竪穴まわりにセットした後、小屋組下端部を固定するため土を被せて完成するものです。最初に周堤があるわけではありません。
 このたびは向かって右、すなわち東側の土層に注目しました。東側は屋根勾配が緩く(北東向25°北西向36°)、傾いた黒土層の色があせて、シラスの色に近づいています。よくみると、ここには上面に張り出し部分の痕跡があり、天窓などが存在した可能性があるでしょう。さらに、周堤に食い込む鋭角的な土層を上下2層確認できます。下側の層は周堤の下に食い込み、上側の層は周堤の上にのっているようにもみえます。下側がサス、上側が垂木もしくは板材の痕跡とみることができるかもしれません。


ブログ20160313秋田県埋文報告会(浅川)_07 ブログ20160313秋田県埋文報告会(浅川)_06 SI03東


SI01の壁と床

 次にSI01の壁と床について考察しましょう。SI01の東側には地山と竪穴内部のシラス堆積層の境界にほぼ一直線に通る縦の土層が確認できます。この土層を壁の裏込とみることもできなくありませんが、裏込にしては幅が綺麗に整いすぎている。その幅はSI03の斜行黒土の厚さに近く、SI01の床面で検出された板の幅に近いものだとわたしは感じています。この床板の下側は地山に接しているのか、それとも裏込があるのか。かりに裏込があるとしたら、壁際の縦層も裏込の可能性を否定できなくなりますが、まともな裏込が存在しないなら、壁際の縦層は板壁そのものだということができるでしょう。竪穴の内部は壁も床もみな板でふさがれていたということになります。湿気が強い床面で床板が残存し、乾燥したシラス内部では壁板が黒色土壌化したのではないでしょうか。


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↑SI01壁痕跡と床板 ↓同床板
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緊張の夜(5)

 最終戦をベストメンバーで臨むと聞いていたので、先発11名の名前と配置を聞いて頸を傾げてしまった。まずキーパー。なんとか無失点におさえて泣いてましたが、代表戦で使うのは無茶ですよ。まだ早い。次に宮間をボランチ、鮫島を左サイドハーフの問題。守備意識の徹底、だそうですが、宮間がボランチで機能しないのは散々実証されてきているし、鮫島のコンディションが良いわけでもない。近賀の右SBも微妙ですね。わたしなら、最初から宮間は左SHにあげときましたね。ここで輝いてきた選手であり、じっさい後半の宮間はとても効いていた。ボランチはベトナム戦をみる限り、中島が十分通用する。こちらもボランチに配置換えした後半に活躍しました。中島が前半務めていた右SHは川澄でいい。今回の川澄、一部で酷評されていますが、わたしは大儀見・宮間よりは良かったと思っています。かすかながらも得点の匂いがする例外的な存在だった。ベトナム戦のヘッドを思いおこしてください。
 前半はこれまでと同じだらだらサッカーでしたが、後半になって細かいパスがテンポよく通り始めた。繰り返すけれども、この原因は中島=ボランチ、宮間=サイドハーフの転換にあったと思います。
 後半早々、岩渕を投入する問題。ここもやや引っかかるのね。岩渕と横山はタイプが似てますからねぇ。まず右サイドに川澄をいれて、20分ほど様子見し、大儀見・横山のうち機能しない方を岩渕と替えるか?? 終盤の川村・高瀬の2枚替えも、わたしには解せませんでした・・・ 
 以上、やや厳しめのコメントになってしまいましたが、後半は所謂「撫子らしい」サッカーで、パスでグラウンドを制圧し、お見事でした!!! 
 そして、お疲れさまでした。

 それにしても、マスコミのバッシング、納まりませんねぇ。各紙・各社いっせいに予選の総括に入ってますが、サッカーそのものではなく、人間関係を揶揄するゴシップ記事が目に余る。ひどすぎると思っていたところ、佐々木監督から記者会見で苦言があったとのこと。当然でしょうね。速やかに報道を軌道修正していただきたい。
 佐々木監督は紛れもない名監督です。これまでの五輪・W杯関係では、佐々木さんと手倉森さんが名将だとわたしは思っている。気持ちを切り替えて、リオでは手倉森JAPANを応援しましょうね。

緊張の夜(4)

中国戦

 えっと、長崎から帰っておりますが、妖精に惑わされて疲労感が残り、しばしへばって夢の中におりました。それで、サッカーと長崎紀行のどちらを優先するか迷っていたのですが、LABLOG更新を一ヶ月以上怠り広告がでてしまったので、そちらに撫子の中国戦評をアップしました。こちら を参照してください。3001回めの記事です。

 さて、長崎か・・・あれっ、世界卓球女子決勝が始まりましたよん。しばし休憩。(ここまで3月6日)

 時計はまわり、いまは8日の夕方でんす。卓球決勝で半日つぶれやした。大陸のブースターサイボーグたちは滅法強かったですねぇ。あれは規則を変えないといけない。金属音ラケットは中国以外のチームに使用を許可する。中国は使っちゃ駄目!! これで五分五分の勝負になるんじゃないでしょうか!?
 それは冗談として、女子の監督は若宮さんを出したかったんじゃないでしょうか。なにせ昨年5月のトーナメントで李暁霞を破っているというのだから。中国側は警戒したでしょうね。3番目が李暁霞vs若宮になったらヤバイっていうんで、そこに丁寧をもってきた??

江畑復活!
 
 6日はバレーボールもいろいろありまして、迫田選手がファイナル3で負けて泣いていました。それとほぼ同時間に、なんと江畑さんもスパイクを打ちまくっていたようです。しかも、1部と2部の入れ替え戦で。日立リヴァーレを2部から1部におしあげた江畑さんはフランスのカンヌに移籍したのですが、1年で日本の2部PFUブルーキャッツに出戻り。その後、モントルーのバレーマスターズ決勝(代表)で大けがしたらしいのですが、何も知らなかった。その江畑さんが入れ替え戦で大活躍してPFUは一部上場であります。いやぁ、華があるし、勝負強いし、またオリンピックでみたいよね・・・ちなみに、江畑さんを失った日立リヴァーレは先のファイナル6で1位です。1部の1位。江畑ファンとしては、なんとなく微妙な情報だよね。

ラ・マンガU-23女子国際大会3連勝

 昨日は移動です。ほんと運転うんざりだけど、帰宅後、日越戦が始まった。見なきゃしゃぁない。ヴェトナムの娘たち、可愛いね。なんかついつい応援してしまいました。ところで、撫子JAPANが2敗を喫して五輪の道を絶たれたころ、スペインのラ・マンガU-23女子国際大会では、ヤング撫子たちがスウェーデン、ノールウェイ、ドイツに3連勝してトーナメントを終えたとの報せあり。快挙!ですね。まさに世代交代の号砲が鳴ったわけだ。このチームをベースにして横山、岩渕、熊谷らが加われば強くなるでしょう。一方、これまでえばってたベテラン勢は肩叩きされることになる。いちばん危ないのは背番号10なんだけど、本人自覚してんのかな?
 人間なんてみんな自分は肩叩きする側だと思っているからね。いざ肩叩きされて初めて自分の老化を知るわけです。人ごとではない自分が居たりして・・・背番号10は危ないの。


緊張の夜(2)

 一昨夜、「鍵を握るのはローテーション」で、「メンバーを控え組にして辛勝すれば、撫子は蘇る」と書いた。監督は先発を6人入れ替えた。そこまでは良かったのだけど、結果はご存知のとおりです。
 前半はなかなか良いサッカーをしてましたね。ハーフタイムに澤さんが「川村選手の守備が効いてる」と評価してましたが、わたしは川村選手のフィードの悪さが気になってしかたなかった。川村さんが縦にいれるパス、ほぼ全滅でした。全滅を自覚したのか、後半は短い横パスばかりになった。あれでは敵を威嚇できない。
 韓国は贔屓目にみても強いチームではありませんでしたね。チ・ソヨンが低い位置で球をまわしているだけで、怖さがまったくない。ただ、それがヤな感じなのね。先の男子U23選手権を思い起こすと、日本はあまり強くみえるチームではないのに、最後の20分で勝負にでて、結果はいつも勝利していた。だからですねぇ、今回の撫子もU23男子におけるイラン、イラク、韓国のように、結果として弱くみえる相手に負けるのではないか、という不安がぬぐえなかったの。
 後半25分あたりにPKをとられて、その杞憂が現実になった。あそこは福元さん、よく凌ぎました。最後の失点について彼女を責めるのは間違いですよ。キーパーは安定した。福元さんに代わって大安定です。一失点の場面は仕方ないけど、神がかっていたころの撫子なら、ポスト際の近賀さんが頭でシュートを跳ね返していたでしょう。

 ともかくリズムがわるい。女バルサと呼ばれたころのダイレクト・パスのつなぎが減って、トラップからパスまでの時間が長くなっている。宮間さん、大儀見さんの出来がよくない。川澄さんだって、本来はもっと切れる選手のはずだ。頼りにしていたベテラン勢に明らかな翳りがみえる。とりわけ宮間さんの不振が気になります。かつて彼女はこの試合のようにゲームメーカとして君臨してはいなかったよね。いま敵チームは抑えどころがわかって楽になったと思います。

 選手交替、もうひとりできたよね。阪口さんを投入するんじゃないか、と思ってみてました。岩渕さんが1点とったあと川村さんに替えて阪口さんを入れてもういちど守備を引き締め、いざとなったら、パワープレーに使う・・・大儀見さんを下げて阪口さんという手もあったかもしれません。
 ネットは荒れてますね。まぁ、投げやりにならずに応援しましょう。つぎ中国を倒せばまだ分からないよ。ローテーションを守るならば、宮間・大儀見・川澄を外す番ですね。横山を切り札に残す手もある。監督に英断を下していただきたい。


気楽極楽長崎さらく(1)

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グラバー園

 やってきました、日本のマカオ。長崎に居ります。
 昨日の午後3時に着いて、とり急ぎ南坂のグラバー園へ。旧グラバー邸の敷地にいくつかの洋館を移設してグラバー園を開設したのが1975年。子どものころ、父母に連れられグラバー邸を訪ねたことがあるのですが、そのときはまだグラバー園は開園していなかった。かすかな記憶のなかにある旧グラバー邸の印象は「小さな建物」です。
 グラバー園はとてもとても素晴らしい大公園です。湾岸の高地を上り下りするためエレベータやスロープなどヴァリアフリーの配慮が行き届いているし、なにより植栽=造園が素晴らしいし、眺望景観も見事です。特別名勝に指定してあげてもいいんじゃないか、と思いました。


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 疲れていたので、いきなり洋館カフェへ。日本最初のレストラン「自由亭」です(↑↑)。そこでいただいた長崎堂のカステラが絶品でした。龍馬伝で亀山社中(海援隊)の猛者どもが汗まみれになってカステーラ創作に没頭するシーンがありましたが、あれがかくも美味なるお菓子の起源だったのでしょうか・・・どうやらちがうようですね。ホテルの近くに店を構える思案橋の「ふくさ屋」は創業390年の老舗というから、桃山時代にカステーラは持ち込まれていたのでしょう。それを海援隊が学んで全国で売ったんだろうか??
 退園後、長崎堂に直行し、佐治ばあちゃんに宅配で送りました。会長にはふくさ屋の一品を買いましたが、賞味期限内に手渡せるかどうか。期限がくれば、我が家で食べちゃいますので。
 自由亭は流行っています。内装など仁風閣とさほど変わりませんよ。天皇のご在所だからと気取っていないで、自由亭のような美味しい紅茶とお菓子を出すカフェテリアを1室設ければよいのにね。人はみな休みたい。お茶するために生きているんだから。良い空間に良い食材があれば人は集います。


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 旧グラバー邸はグラバー園のど真ん中にある(↑)。日本最古の擬洋風建築ですが、最古であるが故の質素さをまとっています。龍馬伝に映る華やかさとはやや遠い実態に接することができました。重要文化財です。妥当な評価だと思います。昨年、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」23資産のうちの一つでもありますが、旧グラバー邸の評価は重要文化財で妥当と思われます。その一方で、グラバー園の風致は重要文化財(≒名勝)のレベルを超えている。冗談じゃなく、特別名勝に値するとわたしは思いました。


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↑↓旧裁判所では着せ替えできます
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旅行者は多いがカップルは少ない。海外旅行と同じで、女子だけのグループばかり目立ちます。



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緊張の夜(1)

 寒冷前線が通過して、冷え冷えとした夜でしたね。風も強かった。撫子たちにはいつもの溌剌とした表情がキックオフ前から消えていました。そもそも、キンチョー・スタジアムという会場名がよくない。とりわけ山根さんはとても緊張していたように思います。
 厳しい五輪予選だからベテランで臨むという監督の方針にわたしは賛成です。ならば、ハウスキーパーさんもベテランでないとねぇ。キャッチできるボールをパンチしたり、バックパスからのクリアをポップフライ・キックしたりすると、それは悲劇の前兆です。1失点目はキーパーのキックミスから始まった。バックパスを正確にとらえてセンターライン近くまで押し戻していれば、あの失点は生まれなかった。
 オーストラリアはキーパーの弱点を見抜いていて、バックパスせざるをえないようにDFにプレスをかけてくる。バックパスをみるたびに悲鳴をあげておりましたが、監督や他のメンバーはなんともなかったのでしょうか?
 さて、大野さんはたしかによくなかった。じつは昨年のW杯からそうだったんです。だから、決勝のアメリカ戦は澤さんを先発させろ、と書いたりしたのですが、昨夜の場合、大野さんよりもまずはキーパーだったのではありませんかね。遅くとも前半でGK交替だと私は思いましたよ。

 フィールドでは横山・中島の新規参入組が躍動しました。これは収穫だ。がんばっているのはベテランだけではない。そのベテランたちが力を発揮できないでいる。とりわけ、宮間主将のボランチがもう一つ機能しない。これまでどおり、左のアウトサイドに出したいのだが、その場合、代わりのボランチが頼りないのと、活躍している中島さんの行き場がなくなる。
 また、横山さんの出来がよいので、切り札として岩渕さんを投入しにくい。こうした矛盾を抱えて、監督の采配は後手にまわってしまいました。今のメンバーをフル活用するにはどういうシステムがいいのでしょうかね。
 いやシステムが本質にあるわけではない。中一日ですからね。やはり鍵を握るのはローテーションでしょう。韓国戦で、どれだけ先発を入れ替え、結果を残すことができるか。同じメンバーで臨むとまた負けるでしょう。メンバーを控え組にして辛勝すれば、撫子は蘇ると思います。天下分け目の大一番になるね。

プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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