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大雲院と鳥取東照宮(ⅩⅩⅨ)

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宝塔スケッチ開始

 5月31日(水)。大雲院御霊屋の本尊とされる宝塔厨子のスケッチを4年男子2名で始めました。学生にとっては重要な演習であり、先生にとっては今年の4年生の実測・作図能力を見極める一回めの審査のようなものです。
 私は正面図、だっしょは組物等細部のスケッチを担当しました。私たちはこれまで町家の立面図しか描いたことがなく、この厨子のような美術品は初めてだったので、組物の構造や細部の表現などで骨が折れました。
 宝塔厨子は二手先の組物を有しています。四隅の組物は連三斗(つれみつど)系の複雑な構造をしています。スケッチして分かったのですが、一部の巻斗は肘木に支えられておらず、宙に浮いた状態になっています。建築としてはありえない構造であり、宝塔(建築)と宝塔厨子(模型)の違いが顕著に現れている箇所だといえるでしょう。

 正面図はすこし小さく書いてしまったため、採寸にあわせてプロポーションなどの訂正をしていきます。細部のスケッチについて先生は「木柄が太く感じる」とおっしゃっており、写真と照らし合わせていく必要があります。この日はASALAB出身で市教委に異動になったばかりのOGさんが現場に来られ、摩尼山の件など打ち合わせされました。岡垣さんは実測作図のスペシャリストなので、宝塔についてもご指導を仰ぎたいと期待しています。

 またこの日、久々にドローンが出動しました。コントローラーには先生のiPadを使う予定でしたが、アプリのダウンロードがうまくいかないので、学生のスマフォを使いました。6月にはおそらく「寅さんの風景」プロジェクトで活用することになるので、操縦の再訓練が必要だからです。やや風が強く、ドローンは流されがちでした。操縦を担当しただっしょは宝塔厨子のスケッチ作業もあったので、この日は3年生に向けて簡単なデモンストレーションした後、ケースに仕舞われました。(OK牧場)


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↑正面   ↓細部
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プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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