肉うどんうどんぬきで


6月22日(木)、ANAの最終便に滑り込んで羽田へ。京急で浅草まで直行したところ、ホテルのある浅草橋は二つ手前の駅だった。折り返しの便で浅草橋まで引き返し、歩いてホテルにむかう。途中、黄色い看板に「ソース二度漬け禁止」と大書きした大阪風串カツの店を発見した。チェックイン後ダッシュでその店に向かうも、ドアを開けると「いま満席です」の返事。いったんうなだれたが、若い青年(バイト?)が「軒下のドラムカンでよければ?」とドアの外を指さすので、間髪入れず了解した。「なにぶん田舎者で、軒下ドラムカンのテーブルで飲んだことなどないから嬉しい」と答えると、その青年は「ぼくも田舎者です」と言う。青年は津山出身、わたしは奈良から出張ということにした。


まずはお薦めの5品串カツと角ハイを注文。家で晩酌するブラックニッカのハイボールは濃いめなので、居酒屋の角ハイは、とても薄く感じる。それにしても、二度漬け厳禁の串カツを食べたのは何年ぶりだろう。大阪駅の有名な店は撤去されてしまったしね。でも、やはり、美味いな・・・しばらくして店長らしき人物があらわれ、「中の席があきました」と引っ越しをうながされたが、「いや、ここがいい。こんなところで飲んだことないから」と動く意志のないことを述べた。あとは山芋の梅酢漬けを注文して1杯めのジョッキが終わり、津山出身の青年からお代わりを打診されたが、丁重に断って「肉吸い」をいただくことにした。メニューのコピーを写しておく。
二日酔いの芸人さんの
「肉うどんうどんぬきで」という注文が
歴史の始まり。
肉吸い喰ったら売れっ子になる
という伝説があります。
これがまぁほんに美味いのなんの・・・うどんの代わりに絹ごし豆腐が入っていて、トッピングは刻みネギととろろ昆布。ダイエットに最適ですよね。澱粉をみごとに排除している。明日も必ず食べようと決心して、店をでた。
