登録記念物-摩尼山の歴史性と景観の回復(22)

国登録記念物(名勝地関係)摩尼山 標柱及び説明板の除幕式について
時下ご清祥のこととお喜び申し上げます。
平成29年度に国・県・市より支援を得て、摩尼寺において設置を進めていました国登録記念物(名勝地関係)摩尼山の標柱及び説明版3ヶ所(門前、立岩、奥の院)について、皆様のご協力を得て、このほど無事完成することができました。
つきましては、下記のとおり除幕式を行います。ご参集いただければ幸いです。
記
日 時 平成30年4月12日(木) 10時~11時
会 場 摩尼寺門前(石段前・現地)
次 第
1.主催者挨拶(摩尼寺住職 田尻光照)
2.文化財の説明(公立鳥取環境大学教授 浅川滋男)
3.事業概要の説明(鳥取県教育委員会文化財課)
4.除幕(主催者、保存会長、覚寺区長)
5.祝辞(鳥取市教育委員会教育長)(文化財課長代読)

世界の何だコレ!?ミステリー
ところで、みなさん、昨夜(4日)のフジ関西系TV「世界の何だコレ!?ミステリー」ご覧になりましたか?
鳥取の「山奥」にある摩尼山が、あたかもナスカの地上絵のごとき「謎」の巨石建造物として扱われていました。わたしにも市教委にもまったく取材なし。国の登録名勝がただただ「謎」の存在としてアピールされている。そこはとんでもない山奥の秘境で、県民すら知らない謎の神霊地だという設定です。若干差別的な眼差しがないとは言えない。最後に住職がちらりと登場し、「帝釈天降臨の聖地」であることをのべるだけで、テレビサイドは「現在も研究が続けられている」と締めくくった。映像を視る限り、案内板の跡形もないので、おそらく昨秋以前の撮影と思われます。

ヤフーニュースのコメント、すなわちヤフコメには安部首相≒日本会議を熱狂的に支援するネトウヨの偏向した批評が溢れかえっていますが、その極右勢力が日本のマスコミを反日売国奴の「マスごみ」と酷評します。ほんと目に余るネット上での誹謗中傷ですが、上のような番組づくりをみていると、真実を隠蔽した捏造の数々に呆れるばかりで、これでは現政権の隠蔽・改竄工作を批判できませんね。「マスごみ」の謗りを免れ得ない。バラエティだから許されるわけではない。こんな取り上げられかたをしても、観光客や参拝者が増えるわけでは決してありません。県市教委は、こういう不適切な放送を軽く受け流すのではなく、フジTVに対して正式に抗議してほしいと思います。

