fc2ブログ

スイス戦評

1~2戦は徹底した引き分け狙いで勝点2をめざせ!

 憂鬱ですね。
 ハリルホジッチ解任を以前から主張してきた立場として、なんとも居心地がわるい。解任が遅きに失したことは認めますが、ハリルの人選やベンチワーク、戦績などを考慮すれば、解任やむなしと思っておりました。世間では本田のスポンサーにあたる企業から協会に圧力がかかり、本田(と香川)もまた協会に監督更迭を直訴したという噂がまことしやかに流れていますが、わたしは信じていなかった。先代のスタッフが連れてきたハリルを業績悪化のため見切る決断をしたのは英断であったと思っていました。念のため、身の回りにいる1~3年生のサッカー経験者に意見を聞いてみましたが、「妥当な判断」だという意見ばかりです。
 また、西野監督は優秀な監督だと思っていました。「マイアミの奇跡」をおこした熱血監督であり、ガンバの全盛期を築いたJリーグ最多勝の監督でもある。神戸・名古屋で失敗したものの、ハリルに比べればまともな采配をするだろうと信じていました。正直なところ、西野だろうとハリルだろうと、グループリーグ敗退は動かないわけですが、東京五輪を2年後に控える日本としては日本人の若い指導者(森保・手倉森)や若手の選手を大舞台に立たせておく必要がある。そのための監督交代であれば積極的に評価したい。

 しかし、結果はちがった。東京五輪以降のサッカー界に必要不可欠になっていくであろう若手のホープ選手は虱潰しに刈り取られ、多くのベテランと西野の子飼いがメンバーに名を連ねた。ハリルは、実力の足りない若手を呼びすぎてしまったけれども、実際に本田などのベテラン選手を外したし、仮に呼んだとしても「トップ下」などの重要なポジションを任すことはなく、フィールドに出す時間も短かった。

 スイス戦には本気で失望しました。ガーナ戦における3-6-1の2シャドウに本田と宇佐美を使った。出来はよくない。3バックも機能しなかった。その反省のもとに、システムを従来の4-2-3-1に変え、トップ下に本田、左MFに宇佐美をおいた。なんじゃこれ?
 私たちは本田のトップ下パフォーマンスを75分もみさせられる覚えはない。前半45分だけで、本田が機能していないことは明らかです。ガーナ戦とスイス戦前半をみれば、本田のシャドウやトップ下は無理だということは誰にでもわかる。宇佐美も所詮はブンデスリーガ2部の選手であり、同僚の原口を右サイドにおいやり、乾を控えにまわしていることに強い不満を覚えます。こうした選手起用は、悪い噂を裏付けるものでしかない。信じたくないけれども、信じざるをえなくなってきたというのが正直な心境です。
 

続きを読む

プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
--
魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR