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雲のかなたへー白い金色の浄土(5)

0914大理喜洲001 0914大理喜洲001samレンガ01


喜洲バオバオ

 9月14日(金)。朝、ホテルを出発し、まずはペー(白)族の古い町並みを残す全国重点文物保護単位「喜洲白族古建築群」を見学しました。路地の道端では土産物売りがひしめいていて、とてもいい雰囲気です。日干しレンガの壁(↑右)に囲まれた石畳みの道を歩いていくと「四方街」に行き着きます。日本流にいうならば四つ辻でしょうか。まず、運転手の羅さん(以下、ラオルオ)が喜洲(シーチョウ)バオバオを買ってご馳走してくださいました(↓)。焼きパンのなかに餡をいれたものですが、甘い餡と塩辛い餡の両種があり、あやかめさんのご希望によって前者を食べることになりました。香辛料の効いた甘さで、日本人はみな満足しています(ラオルオは甘すぎるとコメント)。バオバオといえば、麗江(リージャン)バオバオが有名ですが、とても脂っこいので、ラオルオは喜洲をお薦めです。その作り方をみてみると、枠付きの大きな丸い鉄板に炭をのせて燃やし、その上に同形の鉄板をおいてパン生地をのせます。そして、さらにその上から同形鉄板を被せ炭を焼くのです(↓右)。 


0914大理喜洲002バオバオ01 0914大理喜洲002バオバオ02sam


 バオバオを食べながら少し街を歩くと、何やら道路面で米や香のようなものが焼かれています(↓左)。通りすがりの人に訊ねたところ、これはペー族の民間信仰で、願い事をかなえるための供えものだそうです。町並みを眺めると、ほとんど全ての住宅の大門に秦叔宝(しん・しゅくほう)と尉遅恭(うっ・ちきょう)という武将の絵が貼りつけてあります。こうした歴代の名将は住宅の門神として崇められているのです。そういえば、ホテルの門にも貼られていました。ただし、こうした門神の習俗はペー族独自のものではなく、あきらかに漢族のものです。喜洲古建築群が漢族以上に漢族的であるように、こうした民俗も漢族の影響をまともに受けているのです。


0914大理喜洲003路面祭祀01縦 0914大理喜洲004門神01


巌家大院博物館

 つぎに、市の文物保護単位「巌家大院博物館」を見学しました。この建物はいわゆる四合院住宅です。建物の色彩は赤と黒を基調としいてとても綺麗です。内部には多くの美術品が展示されており、古民家を改装した博物館となっています。とくに教授は脇の中庭に置かれていたヒンドゥーの祭祀物に注目されました。これはヒンドゥ教寺院の本尊「リンガとヨニ」です。リンガは男根ファルス、ヨニは女陰であり、両者の複合形がヒンドゥの主祭神なのです。ただし、リンガはすでに失われていました。おそらく骨董品として収集されたものと推定されます。ブータンでファルスを多く見たこともあり、南アジア的な宗教世界とのつながりを感じましたが、リンガを見ることができず残念でした。そういえば、バオバオも南アジアや中央アジアの粉食に通じないこともありませんね。


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↑巌家大院博物館  
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↑(左)巌家大院内庭のヨニ (右)車窓に映る洱海

喜洲古鎮 海抜1900m


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プロフィール

魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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