魏志倭人伝を読む(8)


クリスマス天目茶碗
嗚呼、誕生日ですよ。63回めのバースディ。4月に救急車で運ばれたときはどうなるかと思いましたが、おかげさまでそちらのほうは回復しました。とはいえ、瞼の下の隈は濃くなり、皺は増える一方の今日このごろでございます。
12月25日(水)に話を戻しましょう。この日は卒業アルバムの撮影日でもあり、卒アル担当の学生が大きなカメラをもって4409演習室を訪ねてきました。そこで記念撮影したのですが、プロジェクト研究2&4「魏志倭人伝を読む」の発表会で使う予定の弥生人の衣服素材が届いており、男用の横幅衣、女用の貫頭衣を卒業予定者に試着してもらい、撮影しました(データは卒アル委員会がもっているので、いずれ提供してもらいませう)。ここで厳密に商品名を記しておきます。
《横幅衣》 テーブルクロス おしゃれ 北欧 エスニック柄 民族風 長方形 耐熱 防汚 滑り止め
テーブルカバー 食卓カバー 綿麻製 花柄 インテリア 4人 6人掛け
ボヘミアン マヤ文化 140x180CM
《貫頭衣》 黄麻布 自然ジュート バーラップ テーブル飾り 黄麻ロール リボン
椅子/テーブル/ギフト/贈り物などに装飾 結婚式・披露宴・パーティー・記念日
田園風 素朴 装飾(30cm*5m)
《腰巻紐》 真田紐 平紐3分(約9mm幅)5mカットNo.4 組紐 茶道具
残す課題は男の頭にのせるホッカムリだけですね(男子はみな冠り物をかぶらず絹布を頭にかける)。バンダナでいくか、手ぬぐいにするか。記念撮影を終えてサプライズがありました。ゼミ生一同から誕生日プレゼントを頂戴したのです。これが、まるで数十万円もする(斑なしの)天目茶碗のようなモーニングブルーの器でしてね(黒米付)、わたしの場合、蕎麦米のリゾットやお茶漬けに最適のお椀です。
みんな、ほんとうにありがとう!


「弥生の衣食」再現
じつは当方、翌26日に赤米大会を控えておりました。シラバスにもちゃんと書いているのですが、プロジェクト研究2&4「魏志倭人伝を読む」では、弥生土器で赤米を炊く実習をおこなうこととしておりました。とはいうものの、時間はなくなっていて、26日にもパワポの調整や漫画のスキャン作業があったのですが、ここは3年以上のゼミ生に協力してもらい、赤米大会を実施したのです。弥生風の野焼き土器や甑はたくさんあるのですが、なにぶん天候がわるく、野外で煮炊きするのは難しいので、炊飯は電気釜として、食事に弥生土器を使いました。


じつはじつは絶妙のタイミングで秋田から米10キロが送られてきたのです。「魏志倭人伝の新しい解釈-田中章介先生講演会」に秋田から車でやって来られた小林さん(縄文考古学)が帰宅後送ってくださったものです(イブリガッコ2本付)。これに赤米・黒米(日本の古代米)、ブータン米、蕎麦米などを混ぜたもの、あるいは白米を炊飯器5つに分けて炊きだしたのです。みんなよく食べてくれました。準備した3・4年の女子は大変だったみたいです(男子は何をしてたんかなぁ)。
ここでもまた弥生衣装の打ち合わせをしました。1・2年生の代表者2名ずつに服を着てもらって、貫頭衣の縫い合わせは後漢書の担当部分を読んだ大分のKさんにお願いすることになりました。うまくいくことを願っています。


↑1年生 ↓2年生
