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ねずみのおばさん(5)

Aunty Mouse [p28] Aunty Mouse [p29] p.28-29


 娘はわくわくしすぎて、ねむれませんでしたが、なんとか目をとじました。
 まもなく、娘はかみになにかをかんじたので、とっさにちらり見するきもちを
 おさえきれませんでした。
 娘はなんびゃくものねずみがチューチューなき、おしゃべりしながら、
 かみの上でなにかしているのをみてしまいました。
 朝までまつことができなかったのです。

 よく朝、めざめるとすぐに娘は手を頭にやりました。
 ところが、宝石や高価な石ではなく、すべてのかみの房(ふさ)に
 ねずみのふん、小えだ、コケがじゅずつなぎにまきついていました。


Aunty Mouse [p30] Aunty Mouse [p31] p.30-31


 娘ははらが立ち、ねずみのおばさんがつつみを手わたそうとしたとき、
 どなりそうになりました。
 「羊のもとにかえるまで、これをあけてはいけませんよ。」
 と、おばさんは言いました。教えられたとおり、お金もちの娘は目をとじると、
 とつぜん強い風にふかれたような気分になって、
 巣穴の外にもどっていることに気づきました。

 「どうして羊のところにかえるまでまたなきゃいけないの?」
 と娘は思いました。
 「私はお金もちよ。やりたいことは何でもできるわ。」
 そう思って、娘は地面にすわりこみ、つつみをひきさいたんですが、
 あらわれたのは、さらに多くのふん、小えだ、コケだったのです。


Aunty Mouse [p32] p.32


 お金もちの娘はとてもはらが立ったので、つつみの中身をなげすて、
 家にかえるまでずっと泣いていました。
 娘はねずみのおばさんがタシ・ドマにはあんなにしんせつだったのに、
 自分にとてもいじわるだったのが、なぜだかわかりませんでした。

 あなたにはわかりますか? 【山田】


このシリーズは以下のサイトで連載しています。

 1年「ねずみのおばさん」
表紙・裏表紙 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1090.html
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1094.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1113.html
(3)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1114.html
(4)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1122.html
(5)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1123.html


 2年「心のなかの部屋」
表紙 http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1090.html
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1102.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1118.html
(3)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-1119.html

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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