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祝リオ五輪出場!

 2年前のブラジルW杯、攻撃的な「自分たちのサッカー」に拘って優勝をめざしたザックJAPANの惨敗後、改めて守備の尊さを実感した。ザックJAPANの防御率は2.0を超えており、勝利には3点以上の得点が求められていたが、W杯本番でそんなウルトラCのできるチームは例外的でしかない。
 そもそも、攻撃的なチームに守備力がないか、と言えば、そんなことは決してない。守備力もあるし、攻撃力もある。だからチャンピオンになれる。バルサ然り、ドイツ代表然り。今回のU23代表は、守備に重点をおくチームでした。現在までの5試合で防御率0.4。うち1失点はサウジ戦の不可解なPKだったので、防御率0.2と言い換えても問題はないだろう。素晴らしいじゃありませんか。1得点すれば試合をものにできるのだから、やはりトーナメントにおいて守備力は重要なんだ。ディフェンスの強いチームがトーナメントを勝ち抜けるということです。

 イラン、イラク戦を通じて、視ていて楽しいゲームではなかった。とくに中盤でボールを支配される姿は、ポゼッションに秀でているはずの日本からしてみれば屈辱的だったかもしれない。今までの日本ならば、中盤のポゼッションで圧倒するが、決定力を欠き、カウンターで失点をくらうシーンを何度もみせられてきた。今回のチームはその真逆で、中盤の支配は許すが得点を許さず、敵の隙をついて決勝点を奪うという・・・そうだな、ブラジルW杯のアルジェリアとかチリとか、5バック的な戦い方だった。
 大成功ではないですか。監督の手腕、選手のチームワークが生み出した素晴らしい結果に心から拍手し、感謝したい。決勝の韓国戦も、同じ気持ち、同じ戦術で臨んでいただきたい。すでに五輪出場は決まっているのだから、負けたってかまわないし、無理をせずローテーションを維持し、前線からの守備をしっかりして隙をつけば勝機はもちろんある。できれば、敵の平常心をかき乱し、赤いカードでダメージを与えたいところですね。
 今から本戦を睨んで、オーバーエージ枠にまで言及する輩もいるが、ここは慎重にいかないとね。今のサッカーとチームに馴染んで、効果的な選手はだれなのか。ただ攻撃的ならばよいという訳にはいきませんよ。
 しかししかし、監督は本当に良いチームを作ってくれました。防御率0.4、ばんざ~い!!

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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