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仏ほっとけ会-摩尼寺・大雲院仏教講座第1回のお知らせ(1)

仏ほっとけチラシ 画像あり 縦位置_02web 仏ほっとけチラシ 画像あり 縦位置_03sam (新案)右画像をクリック!


 今年度の研究活動のうち、倉吉の歴史的風致と居住環境に係わる成果は第4回および第5回れきまち研究会で報告し、討議しました。倉吉と並ぶもう一つの大きな研究軸は、いうまでもなく、大雲院と摩尼寺です。この2寺についての調査研究はまだしばらく続ける予定ですので、「摩尼寺・大雲院仏教講座」なる企画を始めようと春ころから思案しておりました。ただ、このままだと言葉の響きが重すぎる。こういう場合、寅さんは頼りになります。仏ほっとけ・・・帝釈天の門前で育ち、僧侶に化けて法要を仕切ったこともある寅さんの口癖の一つです。映画「男はつらいよ」オリジナルの科白なら著作権侵害にあたりますが、古き諺に「仏ほっとけ神構うな」というのがあるとのことでして、私どもが拝借しても問題ないでしょう。というわけで、講座の愛称を、

   仏ほっとけ会 (ほとけほっとけぇ)

とさせていただきます。「仏ほっとけ会」は、摩尼寺と大雲院を主題とはしていますが、仏教に係わることならなんでもテーマにできる会にしたいと考えています。今回も、前園実知雄さんに「チベット仏教成立前後の考古学」と題する講演をしてだきますし、その前座としてゼミ生が「第4次ブータン調査速報」を発表します。古代日本の密教とチベット仏教は類似性が少なくないと言われており、両者を併行して研究する意義を再確認できる会にしたいと思っております。
 ようやく講座の次第が固まりましたので、以下にお知らせします。


挨拶文(仏ほっとけ会)_02 ←申し込み用紙(クリックすると拡大します)


 仏ほっとけ会-摩尼寺・大雲院仏教講座 第1回 【一般聴衆限定30名】
   日時: 2016年2月21日(日)12時30分~
   会場: 大雲院本堂(鳥取市立川町4-24)
    12:30 住職挨拶(田尻光照)
    12:40 趣旨説明(浅川)
    12:50 第1部 チベット系仏教遺産に関する講演会
  ①大石忠正&武田大二郎(公立鳥取環境大学保存修復スタジオ)
    演題「第4次ブータン調査速報」
  ②前園実知雄(奈良芸術短期大学教授・愛媛県埋蔵文化財センター理事長・
         橿原考古学研究所指導研究員・法蓮寺住職)
     演題「チベット仏教成立前後の考古学-もう一つのシルクロード(青海路)の調査から」
  14:10 コメント(茶谷満) 質疑応答
14:30【休憩】
 14:45 第2部 環境大学保存修復スタジオの活動報告
   吉田建人「大雲院の建築と建築厨子」
   高後敬太「樗谿所在旧大雲院の本坊に関する基礎的研究-平面の復元を中心に-」
   三島啓希「大雲院所蔵美術品の整理と分析-西国三十三観音像を中心に-」
   浅川滋男「摩尼山・摩尼寺の保全にむけて」
 15:30 コメント(佐々木孝文・眞田廣幸) 質疑応答
 15:50 大雲院美術品 特別拝観
 16:40 閉会

 *聴講希望の方は、事務局までご連絡ください。
  事務局:公立鳥取環境大学保存修復スタジオ(浅川研究室)
   〒689-1111 鳥取市若葉台北1-1-1
    e-mail: hozonshufuk@yahoo.co.jp  m-ysdknt@kankyo-u.ac.jp
    ℡&FAX: 0857-38-6775 09014499213


0130仏ほっとけ会チラシ_02sam 160101u3000新聞記事(大雲院)01sam
↑(左)チラシ旧案 (右)元旦の記事。家康没後400年の今年、大雲院は注目を集めそうです。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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