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『地蔵盆を未来へ―倉吉の歴史まちづくり(Ⅱ)―』刊行!

倉吉の歴史まちづくり、3冊めの報告書

 2013-2015年度鳥取県環境学術振興事業(環境部門B1301)に採択された「倉吉打吹山麓の歴史的風致に関する総合調査-歴史まちづくり法による広域的景観保全計画にむけて-」の3冊めの報告書が刊行されました。1冊目は『「長谷寺要用書記」翻刻』(2014)で、2冊目は講演記録集『倉吉の歴史まちづくり』(2015)です。そして、今回の報告書が最終のレポートになります。

 3冊めの報告書『地蔵盆を未来へ―倉吉の歴史まちづくり(Ⅱ)—』は、2014年度の河原町・鍛治町2丁目の町並みと地蔵盆の調査成果を中心にして、昨年度(2015)の国府に関する研究や都市の茅葺き民家に関する研究を盛り込んでいます。さらに、付録として第2回・第3回れきまち研究会の記録と旧山岡家住宅建築部材放射性炭素年代測定のレポート、「男はつらいよ」町並み画像データベースを含んでいます。また目立ちませんが、巻末に掲載された教授による「後記-ネコノミクスの街」は最近のバルカン紀行を記したものでして、これがどのようにして倉吉に結びつくのか、ぜひともご一読ください。

 さて、私は「編集長」を命ぜられ、報告書の編集業務に初めて携わりました。旧4年生から年度末に業務を受け継いだとき、第1章~第5章の原稿レイアウトがバラバラであり、それらのフォント・サイズ・行間・マージンなどの原則を決めて整理するのに時間を費やしました。また、報告書とは別なんですが、同時期に某委員会でクラブ紹介冊子の編集業務にも携わっていたため、試し刷りなどで莫大な印刷ポイントを消費してしまったのは、苦くて楽しい思い出です。
 以下、図書情報です。

   書 名: 地蔵盆を未来へ―倉吉の歴史まちづくり(Ⅱ)—
   編 集: 浅川 滋男
   発 行: 公立鳥取環境大学保存修復スタジオ
   印刷所: 山本印刷株式会社
   発行日: 平成28年3月31日
   総頁数: 94ページ

  報告書の入手は可能です。ご希望のかたはブログにコメントいただければ対応させていただきます。
  目次は「続き」に掲載します。ご参照ください。(ゆめみし)



倉吉報告書表紙



   地蔵盆を未来へ―倉吉の歴史まちづくり(Ⅱ)—

  口絵  
  目次/例言

 第1章 倉吉の歴史的風致
     
 第2章 倉吉の歴史と旧陣屋町エリア
     
 第3章 河原町・鍛冶町2丁目の町家と町並み 
     
 第4章 河原町と地蔵盆 
     
 第5章 町並みの文化財価値と保全計画 
     
  
 【付録】 
  付録1 第2回れきまち研究会「地蔵盆を未来へ」の記録
  付録2 第3回れきまち研究会「まちの里山資本主義」の記録
  付録3 福吉町旧山岡家住宅建築部材の放射性炭素年代測定(パレオ・ラボ)
  付録4 町並み画像データベース
       ①水害写真データ ②「男はつらいよ 44 寅次郎の告白」画像データ

  参考文献
  後記-ネコノミクスの街


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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