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鯉に願いを-ネコノミクスの街(2)

公民館便り28年5月_01web 公民館便り28年5月_01


 昨夜報告した27日の視察時、新刊の報告書『地蔵盆を未来へ-倉吉の歴史まちづくり(Ⅱ)-』を70冊ばかり地元に置いてきました。さっそくお配りいただき、さらにはまた「河原町自治会公民館便り」83号に紹介していただきました。上の右側の小さな画像をクリックすると公民館便りが拡大し、文字が鮮明に読めますので、ぜひともご閲覧ください。

 昨日も述べましたが、「旧小川酒造に集中する」というお上のやり方に冷気が拡散しつつあります。記念館で何をどうするつもりなのか、地域住民に対する情報公開すらなされていません。旧小川酒造はたしかに河原町・鍛治町の町並みの拠点であり、その保全整備を否定するつもりはありませんが、五叉路周辺は明倫地区の町並みのもう一つの拠点であり、さらにまた点在する茅葺き民家や伝統的町家の文化財価値はとても高いものです。
 文化財を専門職として給料(税金)をもらっている人たちが、一部の文化遺産を贔屓にして、他をないがしろにしているとすれば、そこには何か癒着や利権めいたものが絡んでいるんじゃないか、とさえ勘ぐりたくなります。そもそも文化財の保護とは、行政が独断で決めるものではありません。複数の学識経験者の評価を踏まえ、地域住民の意見を十分に汲み取りながら進めていかなければならないものです。どうもこのあたり、平田にしても倉吉にしても、実権を握る人物が勘違いしており、文化財保護のあるべき姿から日々遠ざかっているように思えてなりません。
 今夜はこの程度で控えますが、場合によっては、当方もモードを切り替えざるをえない時がくるかもしれない。そうならないことを祈っております。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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