立川~樗溪の町並み調査(2)


小路-ヒューマン・スケールの町並み
こんにちは。初めてブログを書かせていただく新3年生のみひろです。
先週ゼミの時間内に撮影できなかった調査ブロックは、週末を利用し、3・4年生が手分けしてほとんど撮影を終えました。
というわけで、5月18日(水)は町並みのうちAブロックの残りと新たに設定したK~R7ブロックの撮影をに取り組みました(他に4年生2名は大雲院美術品の多重撮影、院生のケント先輩は東照宮建造物のスケッチをされたようです)。今回の対象は、路地(小路)の町並みと久松山(鳥取城跡)が視野に納まる町並みです。
今までの活動は天候にあまり恵まれなかったのですが、この日は晴天でした。しかし、晴れていると逆光になって、思ったより撮影に苦戦しました。女子陣は日焼けが気になるとのことで…少しくらい日に焼けたほうが健康的に見えて私は好きです(笑)


3年生は2人ずつ3組に別れてA・K・LブロックとMブロックの残りを担当しました。N・P・Q・Rブロックは4年生の先輩が撮影してくださいました。A・Kブロックからは久松山の山頂が正面に見えます。久松山頂には鳥取城天守閣が建っていました。今の県庁のような行政の中心施設です。Lブロックを調査中、通りがかりの近所のおじいさんから、Lの通りは鳥取城の土手があった場所と教えていただきました。Mブロックは小路になっており、道が細いので車の通りが少なく、人が歩きやすいスケール感があります。教授から、小路に入ると落ち着いた気持ちになるのは、「ヒューマン・スケールの空間だから」という指摘をうけました。最近の都市保全計画でも、小路を見直す動きがあるそうです。ヒューマン・スケールとは、人間の知覚や行動に適合した規模の空間のことを言います。小路には古い家も新しい家もあり、道沿いの植栽が人を癒してくれます。小路の撮影中、車が角を曲がって入ってくる場面に遭遇したのですが、なんとも曲がりにくそうな印象を受けました。車にとってふさわしい道ではないということですね。


↑(左)鳥取城天守跡のみえる位置 (右)調査範囲