飛べよ、ドローン(1)

ファントム3 スタンダード
7月13日(水)。先週ついにドローンが納品されました。製品はPHANTOM 3 STANDARD です。2週間以内ならば、業者による試験飛行ガイドをサービスするとの報せがあり、急ぎゼミの時間を利用して試験飛行をおこなうことになりました。会場は本学のグラウンドです。
PHANTOM 3 STANDARD の包み箱は研究室で開封しました。部品を垣間見てからグラウンドへ。ファントム社自らの説明はありません。販売を担当された業者さんが試験飛行をおこなうのですが、じつは触ったことがないらしく、「一緒に飛ばしましょう」とのこと。グランドで組み立て作業に移ります。4つの羽(プロペラ)を付けるだけだったので、それほど難しい作業ではありません。次に学生は各自のスマートフォンに「DJI GO」というアプリをダウンロードしました。このドローンはスマートフォンにWiFiを飛ばし、付属のコントローラーとスマートフォンの2つで操作するため「DJI GO」は必要不可欠です。

必要な準備を済ませ、いよいよ試験飛行に。使い方は非常にシンプルです。まずスマートフォンを使ってドローンを「自動離陸」させます。離陸の瞬間、全員から歓声があがりました。次に、付属のコントローラーで上下左右の進む方向を決め、着陸する際はスマートフォンで「自動着陸」の指示をするだけです。ドローンは壊れやすい機械です。とくに着陸には気を使いますが、「自動着陸」をセットすれば、ドローンは自動的に離陸地点に戻り、ゆっくり高度を下げ、地上50cmばかりの高さでいったん停止した上でゆっくり着地します。とても安心しました。

操縦が慣れてきたところで、サッカーゴールを被写体に設定して、上空からムービーとデジカメの撮影をしました。スマホがモニターになり、そこでボタンを押せば撮影モードに入ります。ゴールの真上で撮影し、「自動着陸」のボタンを押しました。すでに述べたように、離陸地点に戻るはずなのですが、この日は少し風が強かったため、ドローンが風に流され、離陸地点とはかなり離れた地点に着陸し、結構ひやひやしましたが、機体は壊れることなく飛行できたので良かったです。今回の反省点としては、ドローンの操作方法よりドローンを片付ける作業に手間をかけてしまったことです。今後改善していきたいと思います。今後はこのドローンを使い、建物群の配置を上空から撮影して、できればフォトスキャンと連動して3次元モデルを制作したいと思っています(OK牧場)。

7月13日に生まれて
この日ぼくはそわそわしていた。患者の誕生日だったからだ。一足早く還暦を迎えてくれました。特段意識をしなかったみたい。昨日と同じ、明日も同じ・・・だって。悟ってる。
都知事選の候補者もみな高齢ですよね。鳥越(76)、小池(64)、増田(64)。吉川美代子さんは62か。みんなまだ若い。老害、老醜を振りまくことなく、自分の好きなことをこれからやりましょう。
BSで放映される映画をとくにみたいわけでもないのに録画しておくことってあるでしょう。結局、「未」のまま削除の対象になったりすることがしばしばある。WOWOWで録画した「大いなる陰謀」もそうして録画したものだったのだが、暇つぶしに視て嵌ってしまった。監督・主演はロバート・レッドフォード。2007年の作品だが、2016年現在と重なることが多すぎて目をそらすことができなくなった。
共和党若手の上院議員(トム・クルーズ)がアフガンの対タリバン作戦を57歳の女性記者(メリル・ストリープ)にリークする。9年前だからISは存在しないが、ビン・ラディンはタリバンに匿われてまだ生きていた。イスラム過激派はいつもアメリカの天敵だ。ロバート・レッドフォードは政治学専攻の大学教授。やる気をなくした秀才学生を教授室に呼び、「なにか社会的なことに係われ」とアドバイスする。しかし、学生は政治と政治家に幻滅し、ゲームやガールフレンドや就職活動だけに生きがいをみいだそうとしている。適当に単位をとり、適当にゼミに参加して、まともな卒論も書かずに卒業していく現代の学生の典型であり、わたしのまわりにもそうした若者がうようよいる。ところが、教授は以前、二人のやる気ある学生を指導した経験がある。二人はいずれもマイノリティ(アフリカ系とヒスパニック系)であり、口先だけでは駄目だと、アフガンでの従軍を志願する。その二人の行動を教授は秀才に語りたかったのだ。
二人の若者はいままさに対タリバン作戦に参加し、大型ヘリで雪山の山頂をめざしていた。が、タリバンの砲弾をうけて雪山に落下し、二人はまもなく死を迎える。従軍後の輝かしい未来を夢見ていた二人の行動派学生の終焉である。
57歳の女性記者は若い上院議員の意見に繰り返し反論して取材を終え、リークの情報をテレビ局に持ち帰る。上司に事情を説明すると、上司は「ただちにスクープ報道だ」と命ずるが、記者は強い拒絶反応を示す。この情報に事実はない。どこにもない。ただ話を聞かされただけだ。裏がとれていない。情報を流せば、戦争に邁進する体制に有利に働くだけだ。メディアはそうした権力を批判すべきものなのに、いつのころからか、権力に盲従した報道をするだけになった・・・(昨年から今年にかけて、首相と政府の介入により、多くの革新系キャスターがポストを失った。いま画面に映るジャーナリストの多くが権力盲従の輩になった。日本の状況と映画はまさに重なりあっている。)
やる気をなくした秀才の学生は、教授との話し合いを終え、学生センターのテレビの前でくつろぐ。顔はこわばっている。テレビでは対タリバン新作戦の報道が流れる。記者が拒絶反応を示した報道が・・・
映画の邦題は原題と乖離している。原題は Lions for Lambs 。「子羊に対峙する獅子」。子羊がタリバンで獅子がUSA? それとも、女性記者が子羊で、政治家が獅子。あるいはまた、教授が獅子(子羊)で、学生が子羊(獅子)??
100分足らずの映画ということもあり、2日間で数回くりかえし鑑賞した。否、うち3回は仕事の片手間にビデオをちらり見しただけだ。でも、2回は真面目にみた。同じ映画を繰り返しみるなんて、最近では寅さん以来かもしれない。