立川~樗溪の町並み調査(7)


山の手通りの町並みスケッチ(2)
10月19日(水)。紀要組2名と民話組2名を残して、3年6名と4年2名の計8名で立川4丁目の町並み連続立面スケッチにでかけてきました。今回スケッチした場所は、登録文化財「吉村家住宅」(↑左)から連続する大雲院裏手の町並み(北側)です。この場所は、前日に2年居住環境実習・演習(Ⅰ)の学生がスケッチしたG区の町並みに接しています。私たちは大雲院裏手から吉村家住宅までI区の町並みをスケッしました。
前期に連続立面図を作成した樗谷と比べて道幅が狭く、建物の全体を引きで見ることが難しかったため、建物の上部(特に屋根)の寸法のバランスをとるのに苦戦しました。次回スケッチをする裏通りは山沿いの小路なので、道幅が狭く入り組んでいるうえ、坂などの高低差もあり場所によってはさらに難しいスケッチになるのではないかと思います。(連続立面写真の貼り合わせも大変だった・・・)

スケッチ中には「ご苦労様です。がんばってください。」「きれいに描いてくださいね。」などと声を掛けられることがあり、中にはこの地域のことを話してくれる方もいらっしゃいました。また、夕方になると下校した小学生の元気な声も聞こえてきて、自分の地元や小学生時代を思い出して懐かしい気持ちになりました。(かっきーさん)

↑登録文化財ではないほうの吉村家 ↓楠城屋醤油


年輪測定用カメラの試写
スケッチ以外では、年輪測定用大型カメラを試写しました。このカメラは年輪年代測定のプロが使用するものです。近距離フォーカスがよく利き、コントラストが映えるカメラと画像を元に年輪や鉱物の波紋などを正確に測定するソフトのセットです。部材を破壊することなく、年輪幅と年輪数を測定できるので、文化財の年代測定に多用されています。年輪幅と年輪数以外では、アカミ(心材)とシラタ(辺材)の境界が鮮明に写されることを期待していますが、あくまで境界部が見やすくなる程度のものでした。
今回は大雲院で撮影を試みました。カメラに備え付けられているフラッシュが優秀で、暗い大師堂の奥の柱も照明器具を用いることなく撮影することができて良かったです。(キム3号)
大雲院外陣柱外側
大師堂須弥壇柱
スケッチ以外では、年輪測定用大型カメラを試写しました。このカメラは年輪年代測定のプロが使用するものです。近距離フォーカスがよく利き、コントラストが映えるカメラと画像を元に年輪や鉱物の波紋などを正確に測定するソフトのセットです。部材を破壊することなく、年輪幅と年輪数を測定できるので、文化財の年代測定に多用されています。年輪幅と年輪数以外では、アカミ(心材)とシラタ(辺材)の境界が鮮明に写されることを期待していますが、あくまで境界部が見やすくなる程度のものでした。
今回は大雲院で撮影を試みました。カメラに備え付けられているフラッシュが優秀で、暗い大師堂の奥の柱も照明器具を用いることなく撮影することができて良かったです。(キム3号)

