麝香猫糞珈琲豆


クリスマスツリーじゃありませんよ。クリスマスに無縁な爺ですから・・・あっ、いや今年はそうでもないかもしれないな・・・でも、これはクリスマスツリーではない。珈琲ツリーです。ずいぶん大きくなりました。鉢植えの珈琲が2本あるのが分かるでしょうか?
純喫茶ペパーミントから1本めの苗をいただいたのが3年前、2本揃ったのが2年前で、そのころの写真は こちら を参照。その後、今年になって急成長を遂げ「珈琲の蕾」「珈琲の花」のシリーズを連載したのはユーロ2016で睡眠不足に陥っていた6月のことです。
3年目の方はとにかく大きくなった。すでにわたしの身長を超え、全高180㎝と言いたいところですが、鉢の高さを引くと150㎝か。それにしてもでかく、珈琲の実は間違いなく100粒以上ついている。本日、屋内に入れたんです。これから暖房ばんばん効かせて温室状態にするので、なんとか赤い実に熟してほしいな。

そういえば、バリで遊んだ娘たちが珈琲豆をたくさん買い込んできた。おかげで、たぶん二十年ぶりぐらいにミルを買うことになったのです。豆のなかにコピ・ルアクが含まれていた。ご存じの方も多いでしょうが、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことで、独特の匂いがする。そもそも、麝香(じゃこう)とはジャコウジカの腹部の香嚢を切り取ったもので、それ自体は耐え難いほどの異臭がするが、これを乾燥させて薄めるとえもいわれぬ香料に変わるらしい。ジャコウジカもジャコウネコもみたことはないが、ジャコウネコの糞に残った珈琲豆をミルで砕いて飲んだら、酸っぱい味がした。
