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真田アントラーズ

 日曜の夜は落ち着きませんでしたね。
 午後4時ころからそわそわしてしまい、患者を誘ってモスをひやかし時間を紛らす。澱粉カットはどうしたのかって?
 「モスの菜摘(なつみ)」をご存じありませんか? パンやナンなどの巻粉物はいっさいなし。キャベツの千切りのなかに肉物が納まっている。

 BSを受信できない方は少々焦ったでしょう。クラブW杯と真田丸が表裏でしたから。BSが受信できるなら問題はありません。午後6時から「早丸」、7時から鹿島対レアルをみればいい。まぁ、一方を録画すれば済むことだね。この場合の真田丸は「録丸」と言うそうです。
 真田丸にはお世話になりました。一昨年の軍師官兵衛にも嵌ってましたが、真田丸はそれ以上だったかもしれない。年間平均視聴率(関東)を比較すると、官兵衛が15.8%に対して、真田丸は16.6%であったと報じられています。ネット上の騒ぎ方などを振り返ると、もう少し差があって然るべきとも思うのですが、関ヶ原以降、役者が小粒になり(とくに大阪城五人衆)、大坂方の魅力が十分発揮されず、視聴率も伸び悩んだような気がします(最終回は14.7%)。
 最終回についても、なるほど・・・とは思うのですが、すでに3度見返してみて、最後の神社のシーンは要らない、とか、本多正信(近藤正臣)とか佐久間象山にエピローグを預けるべきだったのか、とか、いろいろ考えますね。愛着があったからこそ消化不良だったのかもしれません。

 鹿島も、真田・毛利に劣らぬ見事な戦いぶりでした。恥ずかしながら、0-1の膠着状態で「本丸」が気になり始め、チャンネルを変えてしまったんです。鹿角の兜をかぶり、赤い陣羽織を身にまとう信繁の雄姿にアントラーズが重なって映る。20分ばかり画面にみとれながらも、チャンネルを戻すとゲームは1-1になっていて、仰天。後半以降は浮気心をおこさず、試合を凝視し続けました。
 夏の陣では大野修理が千成り瓢箪の馬印を城にもちかえるところで戦の流れを変えてしまいましたが、クラブW杯決勝ではラモスにレッドが出そうで出ないところで潮目が変わった。わたしはラモス問題以前、鹿島が小笠原を下げたところで良い流れを断ち切ってしまったように思っています。普通の試合なら、ルーティーンの交代策でよいけれども、相手がレアルではそうもいかない。55歳になった佐助のように、ベテランの小笠原には精魂尽きるまで踏ん張って、レアルの心臓、クロースとモドリッチを潰してほしかった。
 鹿島は昨年のレスターだよね。サッカーは組織で強くなる。こうしたチームを代表のベースにすべきでしょう。11人中5~6人はアントラーズでいい。いつもモデルに思うのは、ベッケンバウアー時代のバイエルンです。当時の西ドイツ代表は、マイヤー、ベッケンバウアー、シュヴァルツェンベック、へーネス、ミュラー、ブライトナー(後にレアル)がバイエルンだった。対抗馬のオランダはアヤックスとフェイエノールトの連合軍で、両国ともべらぼうに強かったという印象があります。

 真っ赤な鹿角軍団は、結局、表裏とも敗れてしまいました。負けるが勝ちさ。それを学んだ年でもあります。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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