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男はつらいよ-ブータン山寺放浪記(2)

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さくらの銅像

 3月25日(土)、雨。軽い二日酔い。ホテル対面のセブン・イレブンで朝食を仕入れる。目の前にみえる松山城跡を散策しようと思っていたが、雨で気が進まない。講演準備に専心し、一息ついてテレビを点けると、我らが智弁学園(奈良)が9回攻撃中。0-5から一点返して1-5としたが、そのままゲームは終了し、連覇の夢が絶たれた。昨年は床屋で優勝の喜びを分かち合ったが、二匹目の泥鰌はなかなかいない。そのままニュースに切り替わり、葛飾柴又駅前の広場に「さくらの銅像」が竣工し、山田監督と賠償千恵子さんがお祝いの言葉を述べているシーンが映された。講演の日にあわせた縁起のよい報せであり、急ぎデジカメを取り出してTV画面を撮影した(↑)。講演パワポにさっそく挿入。
 午後3時半ころ、Mさんがお迎えに到着。そのまま東温市の法蓮寺をめざす。


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第18回法蓮寺文化講座 

 到着後、ただちに境内門前で記念撮影を(↑)。なにぶん滞在証明がうるさい今日このごろ、陽の高いうちに「文字」を写し込んでおく必要があった。門からみおろせば、中山間地域の風情を堪能できる。佐治の津野あたりに似ているが、暖かい分だけこちらのほうが長閑な印象をうける。
 門の内側正面に会場となる客殿が閑静なたたずまいをみせる。茅葺き鉄板被覆の明治建築なのだが、まもなく建て替えになると聞いて少々さみしい気持ちになった。奥の庫裡に上がり、奥様の手料理をご馳走になった。奥様はフィンランドの方である。北京留学中にMさんと知り合い、そのまま日本に嫁いでこられた。フィンランド料理を期待しているところもあったのだが、純然たる日本料理に驚き、舌鼓を打つ。
 午後7時講演開始。これまで何度も講演・講義してきた「ブータンの崖寺と瞑想洞穴」に寅さんフレイバーを散りばめたものである。構成は以下のとおり。

    男はつらいよ-ブータン山寺放浪記

   0.寅さんの風景
   1.雷龍の彼岸 -不丹的淺村先生(2012)
   2.ドラフ巡礼 -西ブータンの洞穴僧院を往く(2013)
   3.中央ブータンの瞑想洞穴と鳥葬場
   4.遊牧民と仏教の無常観(2014-15)
   5.男はつらいよ-ハ地区の進撃(2016)


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↑法蓮寺客殿(明治中期)


 
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なんで男はつらいのか

 それにしても、なぜブータンで「男はつらい」のか。それは寅さんの美学と通じるところがあるからだ。ふられても、ふられても、マドンナに恋をして・・・ときに想いをよせられても、寅さんはまた旅にでる・・・ そこが渡世人のつれぇところよ。「愛してます」なんて口が裂けても言えません。想いを胸に秘めてただ立ち去るだけ。
 わたしたちもブータンを旅しながら、何度かマドンナに出会った。とくに印象深かったのは、第1次調査(2012)の香港モデルさんと、第5次調査(2016)の民宿看板娘キンレイだな。別れ際はいつも悲しい。男はつらいよ・・・
 そんな話を織り交ぜながら、ブータン遍路の話をした。
 思いのほか好評のようで、講演中から手応えを感じていたが、終了後に何名かの方に声をかけられ、「学生になって教えてもらいたいぐらいだ」と言われたし、滅多に講演会に顔を出さないMさんの奥様からも「ブータンに行きたくなった」という感想を頂戴した。ブータンという風土の魅力もさることながら、「告白」などという恋愛の手段を知らない年代の方々は寅さんの美学が琴線に触れるのではないかな。


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 それからまた二番町へ。この夜も3軒。うちマドンナ2軒。鳥取と比べると、店が明るい。照明ではなくて、マドンナが総じて快活であり、色恋沙汰などにじとじとしていない。因幡と伊予の対照的な側面として記憶しておこう。
 『君の名は。』と『東京タラレバ娘』のことを散々話した。マドンナたちはあまり興味をもっていなかったが、後者はさておき、前者については黙っていられない。マドンナたちはたんなる純愛ものとしか捉えていないので、四次元空間論としての作品の意味を -酔っぱらっていたので- しつこく解説した。『君の名は。』は傑作なんだから。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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