男はつらいよ-寅さんの風景(1)

4月13日(木)。今年もまたプロ研1&3が始まりました。昨年までの3年間、ブータンの民話(絵本)シリーズに取り組んできましたが、和訳本を3冊出して一段落、ひとやすみします。代わって、主題は寅さんです。寅さんにするか、ボブ・ディランにするか、結構悩んだのですが、今回は寅さんに決めました。うまく運営できるか自信はあまりなく、学生が寅さんに反応しないリスクも抱えています。でも、反応しないなら、それはそれで収穫でしょうね。
集まったメンバーは、演劇の経験者、作家志望などさまざまで、こういう人材の長所をうまく引き出せるかどうか、教育者としての資質が問われることになるでしょう。そうそう、1・2年ともチューター(担任)の学生がいて、リーダーやサブリーダーの役職に就きました。その点、運営は少しだけ楽になるかもしれません。
それでは、シラバスを抜粋しておきます。
<テーマ> 男はつらいよ -寅さんの風景
<概 要> 渥美清主演、山田洋次監督の映画『男はつらいよ』全48作(1969-1995)は、作品数世界最多の映画シリーズとしてギネス認定されています。テキ屋の車寅次郎(フーテンの寅さん)が故郷の東京下町(葛飾柴又)と全国各地の田舎町を往来しつつ、旅先で出会ったマドンナと必ず恋に落ちては大騒動をまきおこし、最後は一人さみしく故郷を去っていく笑いと涙の人情劇です。本プロジェクト研究では、寅さんが訪れた土地の風景に着目します。鳥取は第44作「寅次郎の告白」の舞台となっており、大学から近い河原町や若桜鉄道の風景を長時間採用しています。山田洋次監督はなぜこの場所を選んだのでしょうか。映画を鑑賞し、現地に赴いて考えてみましょう。
<キーワード> 寅さん 映画 風景 名勝 重要文化的景観 重要伝統的建造物群保存地区 登録有形文化財 人間環境

<授業計画>
01.オリエンテーション-寅さん序説
02.鑑賞① 第06作(1971)「男はつらいよ 純情篇」若尾文子 @長崎・五島・浜名湖
03.鑑賞② 第12作(1973)「私の寅さん」岸恵子 @天草・阿蘇・別府
04.鑑賞③ 第22作(1978)「噂の寅次郎」大原麗子 @木曽福島・大井川
05.鑑賞④ 第32作(1983)「口笛を吹く寅次郎」竹下景子 @備中高梁・因島
06.鑑賞⑤ 第38作(1987)「知床慕情」竹下景子 @知床・斜里・岐阜
07.鑑賞⑥ 第44作(1991)「寅次郎の告白」後藤久美子・吉田日出子 @鳥取
08.「寅次郎の告白」の風景を訪ねて(1)-上方往来河原宿
09.「寅次郎の告白」の風景を訪ねて(2)-若桜鉄道安部駅(登録有形文化財)
10.「寅次郎の告白」の風景を訪ねて(3)-倉吉白壁土蔵群(重要伝統的建造物群保存地区)
11.発表会のためのミーティング
12.パワーポイント作成(1)
13.パワーポイント作成(2)
14.発表会リハーサル
15.発表会
【1年】P1
1177 ◎砂見 寺西 盛 吉竹
1178 塩坂 △芝田 ○竹内 能勢 日野
【2年】P3
1167 ◎海老名 ○木山 古市
1168 岩本 岡本 鈴木 三宅 △宮平


↑夕方は1年生チューター会(南海飯店)。上下の写真で共通する学生が1名だけおります。