立川~樗溪の町並み調査(10)


崩れゆく町並み
ニューオリンズから大雲院へ向かいました。この日は、どういうわけか、女子3名に住職さんが「歴史とは何か」講義を始められました。先生と男子2名は御霊屋の宝塔を再観察。OK君は二手先の基本を学んだそうです。そして、立川4丁目の町並みにでると、なんと!!!!
未登録のほうのY家の隣に建っていた町家が取り壊され更地になっていました。調べてみると、5月2日の訪問時にもすでに空き地化していたのですが、Y家との間には遮蔽装置が設けられています。今回は、その遮蔽装置がなくなっていたので、Y家の妻壁の全景と前庭を望むことができました。
昨年、一所懸命スケッチした地区だったので、なんだか寂しく感じました…【涙】 (かっきーさん)

↑5月15日 ↓5月2日

【追記】 備中高梁を舞台とした『口笛を吹く寅次郎』で、博の兄弟が父の遺産相続をめぐる争いをするシーンが頭に浮かんだ。長男が幼少期を過ごした父の家を継いで移住し守りたいと主張すると、次男・長女がこれに猛反発。さんざん言い争いした後、長男は「分かった、処分して財産を4分割する」と吐き捨てるように宣言する。こうして「歴史的建造物」は金銭に代わり空き地になっていく。町並みという風景は漸次崩壊していくのである。

(上)昨年→(下)今年=最近
