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トンレサップに帰ろう(1)

寅くんのサラダ記念日

 まる1週間前の日曜日、東京から若い客人をむかえた。大学4年生で建築の専攻。どこの大学かは言いにくいが、ヒントをあげるとするならば、「男はつらいよ-寅次郎サラダ記念日」(第40作・1988)。通ならすぐにピンときますよね。以下、「寅くん」の愛称で呼ぶことにします。
 寅くんは建築家になりたいのだそうだが、どういうわけか、水上居住に興味をもっていて、わたしを訪ねてきた。5月7日に受信した最初のメールを読み返すと、以下のように記してある。

  私は移動する建築物・人口建造物に興味を持っており、家船や水上建築の陸との関わり方や、
  そこに生じる生活空間について卒業論文で扱おうと思っております。現在、チチカカ湖の葦船、
  カンボジアのトンレサップ湖の家船居住、バジャウ・モーケン等、東南アジア海域の漂泊民に
  ついての資料収集と、そこから得られる現代都市への問いを模索しています。

 私の如き田舎教師でよければアドバイスさせていただきます、と返事して、21日(日)、高の原イオンのスタバで落ち合うことに。暑い日だったが、あきらかにリバウンドしてきたお腹を少しでも引き戻そうと真っ赤な自転車に乗ってった。平城NTの坂はきつく、上下が激しい。ふらふらになった。
 スタバに着くと、すでに寅くんは待っていた。若く清々しい風貌の人物である。問われることにはすべて答えたし、二軒目の大戸屋で少々アルコールもまわったので、余計なことまで口走った(反省)。寅くんには母校のSGHトンレサップ課題のことも伝えてあったのだが、「興味があります。研究の手がかりになるかもしれないので見学させていただきたいです」という返信をもらっていた。これほど意欲のある学生は身の回りから消えてしまったね・・・
 その課題指導が6月14日(水)から5月24日(水)に急遽変更になったのだが、寅くんの気持ちは変わっていなかった。東京から奈良までは深夜バスできたという。その夜は京都泊。そのまま鳥取に行く予定だというので、少々悩んだが、車にのせて一緒に帰鳥するこにした。
 月曜の深夜、大学着。ただちに講義資料のコピーに移行し、しばし雑務をこなす。そのあいだ寅くんは演習室で自由に過ごしてもらった。【続】

 

おい源公、おまえが犠牲になって、ひとり死ねっ(笑)

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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