パリンカの夢(4)

発表会前の6月3~4日にかけて甘酒づくりに挑戦しました。レシピは米麹の裏書きと以下のサイトを参照。
https://cookpad.com/recipe/1584029
材料は、米1合、麹200g、湯500cc+αのみです。まず米1合と水2合を炊飯器に入れてお粥をつくります。できあがったお粥はべとついていたので、少々お湯を足してスープ粥にしました。このあたりは適当でよいと思います。問題は温度です。70℃以上になると麹菌が死滅してしまうので、常時温度計で水温を50~60℃に維持します。炊飯器のスイッチはオフにすべきです。

この段階までにお湯を沸かしておきます。こちらも温度管理が重要でやはり55℃前後までさましてから、200gの白湯に米麹200gを加えて混ぜます(↑)。その汁を炊飯器のお粥に注いで攪拌します(↓)。

ここで炊飯器を「保温」にセットします。温度調節ができる場合は「低」がよいと思います。保温の状態で炊飯器を清潔なタオルで覆うと55℃前後を維持できます(↓)。


炊飯器にタオルをかけたまま8時間前後発酵させますが、このプロセスは米粒の澱粉を糖に変える工程であり、アルコールは1%未満に納まります。2~3時間ごとにタオルを取ってしゃもじ等で攪拌するのがよいようです。上が完成しナベに移した状態ですが、最後に高温殺菌します。この場合も温度計で水温に気を配ってください。80℃前後で火入れはやめます。90℃を超えると、米粒が焦げる危険性があります。オコゲの甘酒は美味しくないですよ。
こうして、1リットル前後の甘酒ができました。その半分をミキサーにかけることにしました(↓)。


結果、癖のないとてもマイルドな甘酒になりました。完成品は魔法瓶に保管します。残りの甘酒は粒を残したままスタバの保温ポットに保管しました。

その日の夕食でさっそく味見しました。ほんのりとした質のよい甘みのある1%未満の甘酒です。酒粕からつくる甘酒よりもはるかに美味しいですよ(↑↓)。美容と健康に最適!

この日はグランマルシュで買い込んだグラッパも飲みました。クロアチアでは安かったのに、日本では高いですね。高くなければ良い酒なのですが・・・
