男はつらいよ-寅さんの風景(9)


「寅次郎の告白」ロケ地を訪ねて(2)
八東川堰堤 午後4時に出会橋で再びバスにのり、片山の八東川堰堤に移動しました。フィナーレに近い場面で、満男が泉ちゃんに「道ばたに花が咲いているとするでしょ。寅おじさんは、花を摘まずにそのままそっとしておきたい、そういうタイプなんだ」と説明する場面ですね。ここでも仮撮影と集合写真をパシャリ。前日梅雨入りしたためか、川が増水しており、満男が釣り人(笹野高史)においかけられる中洲に渡ることはできませんでした。

若桜鉄道安部駅 最後は若桜鉄道の安部駅です。寅さんが鳥取を離れるシーンに使われる駅舎で、登録有形文化財になっています。いうまでもなく若桜線は若桜駅が終着駅ですので、県外にでることはできませんが、映画の風景としてはなんとも哀愁のある雰囲気を醸し出していました。駅舎内には寅さんのポスターなどが展示されていました。1年の鉄フェチT君が寅さんの帽子をかぶって撮影され、喜んでいました。また、寅さんが赤電話で葛飾に電話するシーンは2年K君が寅さんに扮して撮影しました。映画に写っていた看板は今でも残っていますが、遠景の山並みは交通標識に遮られてよくみえませんでした。


↑プラットフォームで記念撮影 ↓駅舎内展示


↑↓赤電話もおいとけばいいのに・・・(安部駅)

若桜鉄道隼駅 その後、時間があまったので安部駅の一つ手前の若桜鉄道「隼駅」(登録文化財)にも立ち寄りました。バスが到着した瞬間、列車が停車しており、大急ぎで飛び出て撮影しようとしましたが、間に合いませんでした。一時間に1本の列車なので残念です。
今回河原宿と安部駅の撮影地のほとんどを回れましたが、墓参りのロケ地が不明であり、先生はおそらく城山だろうと仰っていました。およその見当はついているので、時間があるときにぱでぃさんと探しに行って、ついでに城山からの眺望パノラマも撮影してきたいと思います。
来週晴れれば、1年生と寅さんの再現撮影会をしていきます。小道具・衣装など少しは懲りたいですが、あまり懲りすぎるのも面倒なので、適当なところで納めたいですね。梅雨に入ったので天気がどうなるか分かりませんが、雨が降らなければいいですが。(みひろ)

↑若桜鉄道隼駅。パノラマ景観が最高です!