
解体前
岩宿通信(1)-西鹿田中島11号住居仮組解体 群馬県みどり市の西鹿田中島遺跡復元住居に新たな展開があり、岩宿よりメールで連絡があったので、要点を報告しておく。
①6月23日に
仮組した11号住居跡の解体を7月6日におこなった。
②前日に通過した台風により、材にカビが生えるなどの状況が発生したが、
拭き取りにより状況は改善されたので、差し替える必要のない仮組部材に
ついては、このままモックル処理(
酸化亜鉛含浸処理)に発注する。
③心配されたエゴの木舞は湾曲に馴染んでおり、反力はほぼ失われていた。

(左)台風3号通過により生じたカビ (右)カビの拭き取り

三脚と垂木の設置状況

木舞の取り外し

取り外したエゴの木舞。直材が曲がったままで反力が相当失われている。

垂木と三脚の取外し

三脚の取外し

作業完了後の三脚材の確認。股木の部分が短い材は差し替える必要がある。