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パリンカの夢(14)

0712パリンカの夢大きく前進1


パリンカの夢、大きく前進

 7月12日(水)。この日のゼミは、先生と3年生で作った甘酒たちの試飲会からスタートし ました。この日までに①米、②ジャガイモ+リンゴジュース、③ジャガイモ+梨 ジュースの材料に分担して、各自家で作り、できたものを試飲して感想を言い合いました。それぞれ個性が出ていておもしろかったです。私は②ジャガイモ+リンゴジュースを担当しました。匂いはそこそこ良いと思ったのですが、味は酸味が少しある感じで、あまりおいしいとはいえませんでした。結果、(悔しいけど) 先生が作ってきたものが飲みやすく、一番おいしかったです。

 試飲はほどほどにして、産業技術センターで得た知識をもとに、作業に取りか かりました。ここでまず最初に使ったのが前々回のゼミの時間に作った甘酒。こ れを鍋に入れて温めていくのですが…さっそく問題が発生します。万能鍋に乗せた鍋が揺れる、揺れる、揺れる!! すさまじい勢いで揺れるので、状況が理解できず固まるゼミ生。身の危険を感じ、逃げ出すゼミ生も現れました。そこで カセットコンロに替え、この揺れをなくすことができましたが、あの揺れ方はかなり衝撃的でした。


0712パリンカの夢大きく前進2


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 気を取り直して作業を再開。次は冷却するためのホースが蛇口に合わないとい うプチ問題が発生しますが、途中に様子を見に来てくれた先輩の機転のおかげで、上の写真のように作業しやすくなりました。ところで、前々回のゼミの時間に作った、あの甘酒。一週間常温に置いており、匂いも味も微妙だったので「失敗作」と評価されていました。様々な問題を乗り越えて作業を終え、この「失敗作」からできたものを飲む時がやってきました。恐るおそる飲んでみると…案外おいし い! 先生も私たちも一気に元気になりました。
 この調子で、前々回のゼミの時間に作ったもう一つの失敗作(さつまいもの甘酒)からも同じように作りました。こっちの方は臭みの強いチーズのような匂いがしていて、毒舌先生は「沢庵の漬け汁」などと宣っておられました。もう捨てようかとさえ言っていたのですが、できたものを飲んでみると、ほのかにさつまいもの香りがするおいしいものができました。
 最後にジャガイモとリンゴジュースで作ったものと、ジャガイモと梨ジュースで作ったものも使い、これもうまく作ることができました。
 最初はどうなることかと思いましたが、「不味から美味がうまれる」というワインづくりの格言を思いおこしつつ、「パリンカの夢」にむけて大きく前進した一日でした。 (あやかめ)


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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