みちくさの駅

そばカフェ
14日(金)、母校を後にして、とりあえずダウラのアイスティーで一休憩。ここの主人も西高の卒業で、店自体、旧第2グラウンドの対面にある。GSHの件を報告すると、「3年のときなんぞ、受験勉強しかやらせてもらわんかったがなぁ・・・」という当方と同じ感想。現状がよい変化なのか、そうでないのか、二人とも把握しにくい。トンレサップのような興味深いプロジェクトに熱心に取り組んでいる学生がいることは誇らしいが、その学生が受験勉強そっちのけになってしまえば、自ら希望する大学に進学できないかもしれない。もっとも、上級の大学に行けば幸せな人生を送れるかと言えば、そうではないことぐらい身をもって知っているが・・
お土産にしばしばジャムを買うのだが、糖質制限のため断念した。代わりに、極上のニルギリの葉を薦められた。この店が推薦する良質の茶葉は日本茶の味に近いといつも思う。果たして、そうであった。ミルク不要(絶対)。
店をでて奈良へむかう。いつもは夜の高速で、速くて便利だが、タイムトンネルを抜けるような神経疲労を伴う。この日は敢えて、旧道を選択した。倉田から円通寺~稲常に抜ける旧国道53号は懐かしい道で、寅さんの匂いがする。そのまま、用瀬、智頭と抜けてしまいところだが、時間も惜しいので河原から高速に乗った。ところが、智頭を過ぎしてしばらくすると、車窓左側に大きな木造建築があらわれた。妻壁板に「そばカフェ みちくさの駅」の看板を貼り付けている。前にいちどだけ気づいたこともあるのだが、この日は快晴で建物が目立ってみえた。建物は福原の近くなのだが、慎重に駒帰まで進んで高速を下り、地道を引き返してたどりついた。


戸倉峠を越えた南波賀にある「ひむろ蕎麦」をひとまわり大きくした木造建築である。てっきり、かの町長がてこ入れしてできた半公共施設かと思ってきいてみると、Uターン者を代表とする株式会社として出発したものだという(今は株式ではない)。小屋梁に古材を転用しているようにみえるが、よく観察すると、ひび割れの部分に白木が露出しており、新材の古色塗であることがわかる。
