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祝ロシアW杯出場!

ハリルに委ねるべきか

 無事チベットから帰国しました。詳細は別稿にてお知らせしますが、高山病に苦しめられながらも、研究上の新しい光明を見いだしたと思っています。とくに吐蕃建国の祖、ソンツェンガンポの故郷ツェタンでの収穫が大きかった。
 帰国は8月晦日午後。当然のことながら、日本対オーストラリアの試合経過が気になっていて、途中まで0-0との情報を得ていたんですが、帰宅した8時半すぎにTVを点けると、1-0でリードしている。画面を一望するに、本田と香川の姿がフィールドにみえない。両ウィングが乾と浅野で、トップ下らしき人材はいない。
 まもなく、スローインをめぐってハリルホジッチ監督が審判に対して激昂する場面を迎え、その後、井手口が横向きのドリブルから強烈なミドルを叩き込んだ。これで試合は事実上決まり、日本は6回連続のW杯出場を決めた。おめでとうございます。
 それから録画を二度見直した。システムは4-3-3。トップ下を置かない3人ボランチ(アンカー+左右のインナーハーフ)でボールを奪取し素速く攻撃に転じる布陣である。トップ下不要のシステムであるが故、香川も本田も必要ない。左右の前線(ウィング)には、左なら乾・原口、右なら浅野・久保がいて、ここでも香川・本田は補欠の二番手でしかない。攻撃的なインナーハーフでこのベテラン二人を使う手もあるけれども、今回は山口・井手口がその役を務めた。守備力と運動量の両面であきらかに香川・本田を上回る。攻撃的センスを重視するなら柴崎もいるし、今回は代表を外れたが、アウェーのUAE戦で大活躍した今野や、CFもしくはトップ下とCBをこなせるセレッソの山村もW杯本戦ではメンバーに加えるべき人材と思っている。いちど山村をアンカーの位置で試してみてほしい。ときに大迫とポジションを入れ替えるならば、相手チームは困惑するだろう。
 いずれにしても4-3-3の場合、本田・香川の居場所はすでになくなっている(4-2-3-1ならばトップ下は存在するが南野・清武らのライバルがいる)。そのことに気づいているファンは少なくなく、本田・香川を使い続けるハリルホジッチ監督の選手起用や不可解な選手交替に疑問を投げかける意見はネット上でひろく拡散していた。それが今回の勝利で手のひらを返すようにハリル礼賛の嵐となり、ハリル本人も一部マスコミの批判を揶揄しながら「続投」を宣言する結果となった。


 わたしは、ハリルホジッチで本当にW杯本戦を戦えるか、なお疑問に思っている者の一人である。たとえば、31日のオーストラリア戦における選手交替の例をあげるならば、二人目の岡崎と三人目の久保の時間差が短すぎた。後半40分に岡崎とすれば、久保は後半45分以降のロスタイムに投入すべきだ。ロスタイムでの時間稼ぎはオーストラリアに決定的な精神的ダメージを与えただろう。こんなことは、レベルの高い欧州諸国のリーグはおろか、Jリーグの試合をみても当たり前の戦術だと思うのだが、ハリルの選手交替とその時間については、依然納得できないところがある。
 5日のサウジ戦は勝利する必要がない。たとえ負けたとしても、「W杯予選一位通過」は変わらないのだから。しかしその場合、いったい何を目標として試合に臨むのか。香川(と長谷部)はドイツに戻ってしまったが、本田を使うべきなのか。Bチームで臨むのか。若手の訓練の場にするのか。本気で勝ちにくるサウジに対してまともに受けてたつのか、いなすのか。いちばん怖いのは選手のケガだが、ケガさせないようにして一定の成果をあげることはできるのか。ハリルの賢さを測る試金石になるのではないだろうか。
 日本代表の場合、4年間一人の外国人監督に代表チームを預け、これまで本戦では必ず転んできた(トルシェは16強に進んだがホームでの16強は物足らない)。ハリルホジッチがその例外になるという保証はあるのだろうか。新しい監督に預けるリスクを単純に排除するだけでなく、ハリルに続投させるリスクをなお慎重に検討すべきだと思う。サウジ戦の采配を評価の対象に加えるべきであろう。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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