登録記念物-摩尼山の歴史性と景観の回復(4)


ドローンによる空撮
10月9日(月)、快晴。前回電池切れで飛ばすことができなかったドローンの航空写真を撮るために、再び摩尼山上立岩へ向かいました。今回はだっしょさんとみひろさんに同行してもらいました。晴天で気温も高く、立岩に上がるころには汗だくになってしまいました。また、体育の日(祝日)だったこともあり、石段や登山路でハイキング客や参拝客の方を数多くみかけました。


立岩に到着し、ドローンを無事飛行させることに成功しました。日差しがとても強く撮影に響かないか少し心配でしたが、前回登った時より風が少ないという点では、ドローンを飛ばすのに最適の天候でした。昨年の試験的撮影ではpm2.5が風景を霞ませていましたが、この日はそういう被害もありませんでした。
私はこの日、実際に飛行するドローンを目にするのは初めてだったこともあり、夢中になって撮影していました。知らないうちに、みひろさんにその様子を撮られてしまっていたようです。
ドローンで撮影した写真をみると、立岩周辺の空間構成がよく把握できます。配置図の作成はもちろん、最終目標である復元の研究にとってかなり参考になりそうです。
ところで下山後、市文化財課のエアポートさんから前回取った測量野帳に結構不備があることが分かりました。測点の数が不十分だというご指摘であり、もういちど立岩をめざし、立岩や石仏など測点を追加測量する予定です。次回こそ十分なデータを得る事ができるよう、しっかり準備をして調査に臨もうと思います。(きびたろう)


ドローン撮影成果