アポカリプス
哀悼 真鍋建男さん
スウェーデンに敗れて六十年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリア国民がアポカリプス(世界の破滅)だと悲嘆にくれているという。ドイツの組織、ブラジルの芸術、オランダの自由な攻撃以上に、わたしはイタリアの守備を愛してきた。だから悲しい。だけど、ワールドカップ出場に値する選手の数が足りなかったのだろう。そしてまた、タレントの不足を補える、コンテのような監督ではなかったのだろう。ジパングと似ていますよね。いまの日本代表であるならば、敢えて、、、まぁそんなことはどうでもいい。些末なことです。わたしの場合、アポカリプスは影から突然現れた。11月10日(金)、卒業後まともに連絡などくれたことなどないヒノッキーからのメールを受信した。
ご無沙汰しております。
代表取締役 真鍋建男が病気療養中でございましたが
11月10日午前5時59分、67歳をもって永眠いたしました
ここに生前のご厚誼に感謝し謹んでご通知申し上げます
その後、研究所のH君、文化庁のH君からも立て続けに報せがあった。そういえば、ヒノッキーのイニシャルもHだな・・・3H・・・2日後の夕刻、京都市北区の公益社でしめやかに通夜が執り行われた。ヒノッキーは受付でずっと泣いていた。すぐに研究所のメンバーなどから声をかけられた。多くの弔問客が焼香を待って隊列を組んでいる。
ひょっとすると、江口一久さんのときのように、棺の蓋を開けて拝顔できるかもしれないと期待したのだが、叶わなかった。人が多すぎる。香炉の前で笑顔の真鍋さんの写真を遥拝し、ただ手をあわせた。
本当にお世話になりました。人生の大恩人のひとりです。大学の先輩なのに、生意気ばかりで、ずいぶんご迷惑をおかけしました。何十年も空間文化開発機構をひっぱってこられたこと、ただ偉大というしかありません。ヒノッキーの涙がとまらない理由は身にしみて分かります。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
江口さんと田中淡さんが66歳、真鍋さんが67歳で旅立たれた。他人事ではない自分がいる。仕事はいい加減控えようと思う。真剣にそう思っている。
スウェーデンに敗れて六十年ぶりにワールドカップ出場を逃したイタリア国民がアポカリプス(世界の破滅)だと悲嘆にくれているという。ドイツの組織、ブラジルの芸術、オランダの自由な攻撃以上に、わたしはイタリアの守備を愛してきた。だから悲しい。だけど、ワールドカップ出場に値する選手の数が足りなかったのだろう。そしてまた、タレントの不足を補える、コンテのような監督ではなかったのだろう。ジパングと似ていますよね。いまの日本代表であるならば、敢えて、、、まぁそんなことはどうでもいい。些末なことです。わたしの場合、アポカリプスは影から突然現れた。11月10日(金)、卒業後まともに連絡などくれたことなどないヒノッキーからのメールを受信した。
ご無沙汰しております。
代表取締役 真鍋建男が病気療養中でございましたが
11月10日午前5時59分、67歳をもって永眠いたしました
ここに生前のご厚誼に感謝し謹んでご通知申し上げます
その後、研究所のH君、文化庁のH君からも立て続けに報せがあった。そういえば、ヒノッキーのイニシャルもHだな・・・3H・・・2日後の夕刻、京都市北区の公益社でしめやかに通夜が執り行われた。ヒノッキーは受付でずっと泣いていた。すぐに研究所のメンバーなどから声をかけられた。多くの弔問客が焼香を待って隊列を組んでいる。
ひょっとすると、江口一久さんのときのように、棺の蓋を開けて拝顔できるかもしれないと期待したのだが、叶わなかった。人が多すぎる。香炉の前で笑顔の真鍋さんの写真を遥拝し、ただ手をあわせた。
本当にお世話になりました。人生の大恩人のひとりです。大学の先輩なのに、生意気ばかりで、ずいぶんご迷惑をおかけしました。何十年も空間文化開発機構をひっぱってこられたこと、ただ偉大というしかありません。ヒノッキーの涙がとまらない理由は身にしみて分かります。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
江口さんと田中淡さんが66歳、真鍋さんが67歳で旅立たれた。他人事ではない自分がいる。仕事はいい加減控えようと思う。真剣にそう思っている。