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青蔵鉄道-吐蕃の道(7)

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陳ばあさんの詩吟と演歌

 8月30日(金)夕刻、ラサを飛び立った四川航空便は成都空港にランディングした。ほぼ一週間みなを苦しめた高地性後頭部鈍痛は飛行機に乗った瞬間、何もなかったかのように雲散霧消している。
 成都に着いてただちに「陳麻婆」レストランへ。陳ばあさんが作ったという麻婆豆腐発祥の料理屋で四川料理を堪能した。1週間辛抱した酒も解禁になり、ビールとワインをたるほど呑んだ。呑んで饒舌になるものもいれば、だれが頼んだわけでもないのに詩吟を謡うのもいる。おまけに、詩吟の前座だと言って「津軽海峡冬景色」を熱唱する女性まででてきた。わたしは、その人をミス・コルトレーンだと絶賛した。
 こんなユニークな者どもに対抗するには寅のタンカバイしかない。こちらはリクエストがあったのです。このあたりの盛り上がりについては、すでに報告しているが、そんな騒ぎのなかにあっても、大中画伯はひとり静かにスケッチの筆を走らせ、結構毛だらけ野郎の似顔絵を描いてくださった。
 幸福な食卓であり、自分がブータンで学生のためにこうした宴席をもってきたのかと自問しては後悔と反省の気持ちに苛まれた(なんちゃって)・・・が、食後のホテルでは爆睡である。


0830陳麻婆01大中01 0830陳麻婆04ビール

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四川博物院蔵伝仏教文物館

 8月31日(土)、午後の出国を控え、午前は四川博物院へ。おめあては「蔵伝仏教文物館」である。驚いたことに、写真撮影が許可されており、展示文物の8割近くを撮影させていただいた。いちいち説明することはできないが、お気に入りの緑タラ菩薩像を下にアップしておく。明代の作である。
 こうして私たちの旅は終わった。1992年のチベット初訪問時はただ高山病の苦しさばかり記憶に残ったが、このたびは苦しさの中に楽しさがあり、おそらくまたチベットを訪れるであろうことを予感させた。あれから半年が過ぎ、いまは雲南側からのチベット入境を秘かに夢見るようになっている。 【完の完】


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緑度母 Green Tara

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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