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登録記念物-摩尼山の歴史性と景観の回復(21)

能海寛ポスターweb 能海寛ポスター


能海寛生誕150周年記念特別展

 島根県浜田市のチベット求法僧、能海寛の生誕150周年を記念した特別展が2月3日から8月31日まで大根島の中村元記念館で開催されます。そうだな、わたしは、雪が消えた3月に行こうかな。
 その雪なんですが、今年は浜雪でして、智頭とか志戸坂峠はたいしたことありません。鳥取市内が多いという印象です。それでも昨年のような50cm以上、最大で92cmというようなドカ雪は降っていない。多くて積雪15cm程度だと書こうしたところ、下の写真が送られてきました。摩尼寺・摩尼山は例外なんですよ。ここは砂丘、すなわち海に近いのに、佐治や智頭などの山間部にまけないほど雪が積もる。ほんま恐ろしい霊山です。ひょっとすると、魔女が支配しているのかもしれんね。ドゥクパ・クンレー様を呼んで、金剛の火炎放射で積雪を焼き尽くしてもらわんことには、年度内の案内板設置が間に合わんかもしれません。


0208門前設置位置01 0208門前設置位置02


雪の摩尼寺石仏群

 上が総合案内板の設置位置です。市教委(岡垣くん)と業者の立会の状況を示しています。近隣居住世帯との協議などから、標柱と説明板を横に並べて設置すると、橋の通行を妨げることになるから、説明板の前に標柱を設置することになったようです。
 下が案内版予定地の対象位置に佇む地蔵さん。門前でこの状況です。


0208石仏01門前01
↑門前、向かって左側の地蔵さん(座像)
0208石仏02参道01
↑↓参道(石段)脇にたつ地蔵さん(立像)
0208石仏02参道02
↑前掛けは赤、帽子は黒。凛とした顔貌だな。黒の帽子はあまりみませんね。手に風車をもたしても、風雪で吹っ飛んじゃうよねぇ。


0208石仏03境内01 0208石仏03境内02sam
↑これは境内のどこだろう。庫裡の側かな

0208石仏03境内03縦 風車で飾る水子地蔵

0208石仏04法界場01
↑↓法界場
0208石仏04法界場02
 こうして帽子と前掛けを更新してもらえる地蔵さんは幸せだね。たぶん全体の20~30%にすぎないように思います。冬に新調してもすぐに傷むだろうな。彼岸かな、お盆かな、いっせいに更新の祭をやるとしたら。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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