パリンカの夢、もういちど(5)

ようなし会
3月1日(木)。焼肉たけちゃんにおいて、2ヶ月遅れの新年会が開催されました。年少は43歳、年長66歳までの、おじさん5名の会です。酒は梨美子および梨のシャンパン。今夜の焼き物は牛・鶏に加え、モサエビ、ハタハタ、エテガレイ(一夜干)でして、いずれも白ワインによくあいました。
専務はああいう風貌ながら下戸でして、肉と魚と米に集中されておりましたが、他の4名はお酒もたんと飲みました。他のメンバーは農家、仕出し料理屋経営、某ハンバーガー店社長であります。みんなパリンカに興味がある。
ともかくハンガリーに行こうという話になりました。ブダペストに3日集中して滞在し、周辺のワイナリーやパリンカ醸造蔵をめぐる。スロバキアのセベチェレビィ村でみたような小ぶりの別荘兼酒蔵もいいし、もっと大きなワイナリーもみたいな。それで日程を調整したのですが、梨の袋かけが終ってからがよいのではということになった。ブタペストだけなら10万円程度のツアーがいくらでもあるけれども、ハンガリーにはトカイとエゲルに2大ワイナリーがあり、それと係わる「文化的景観」も世界遺産に登録されています。

たとえば、こんなツアーを発見しました。
https://www.ab-road.net/europe/hungary/budapest/tour/search/AD089IBM/?d_month=5&d_date=31&d_city_code=TYO,OSA&dc2=NRT,HND
ブダペストから ホッロッケーを経由して、 エゲルと トカイのワイナリを巡るツアーです。ホーロッケーは昨年ケントと訪問しました。パローツ様式の伝統民家が軒を連ねる世界遺産の村です。エゲルは中世の歴史都市。エゲルのワイナリーは中欧で最も有名な赤ワインの産地です。その後、トカイへ。トカイワインは上質の極甘ぶどう酒です。これを「貴腐ワイン」という。ぶどうの果皮がボトリティス・シネレアというカビ菌に感染することによって糖度が異常に高まる。トカイは貴腐ワインの王様として有名であり、その葡萄畑の文化的景観は世界遺産に登録されています。宿泊はトカイ近郊のデーゲンフェルド宮殿ホテル。ブドウ畑に囲まれ、ホテル内にもワイナリーがあるそうです。
なんて素敵なツアーなんだろう。でもお値段は高いですね(8日で25万円)。この値段だと多くの参加を見込めないかもしれない。ただ調べてみると、ブタペストからトカイを日帰りするオプショナルツアーもある。たとえば、
https://www.veltra.com/jp/europe/hungary/kw/%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%20%E8%B2%B4%E8%85%90%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3/
ブタペスト-トカイの往復だけなら94ユーロ(約13,000円)。わるくないよね。
ところで、今後も定期的にこうした会をもつことになり、会の命名をしようということで、少々思案しましたが、「パリン会」という最初の候補ではなく、「ようなし会」で全員の同意を得ました。会長は専務、小生は黄門の役職を任じられました。さて、どうなるか?
