登録記念物-摩尼山の歴史性と景観の回復(23)

摩尼山もスティ・ポジティブ!
4月12日(木)、午前10時より摩尼寺門前で「国登録記念物(名勝地関係)摩尼山標柱及び説明板の除幕式」が執り行われました。式には、摩尼寺の田尻住職や教授、会長さん、そして県市教育委員会・自治会関係者などが参列されました。住職のご挨拶のあと教授がスピーチされました。
この案内板等の設置でようやく登録記念物の整備事業が出発点に立ちました。しかし、
今後の見通しは決して明るいとは言えません。そういう事情は踏まえつつも、
カーリング日本代表の口癖であったスティ・ポジティブ!の精神をもって、前向きの
気持ちを保ちながら、今後の調査・研究・整備に邁進したい。
と宣言されました。
ところで当初、教授は説明板の黒地を気にされていましたが、参加者の方々の評価は上々のように感じました。

除幕式には新聞記者や日本海ケーブルネットワークなどメディア関係者もかなり取材に来られていました。事業概要を概説された市教委文化財課の岡垣さんはASALABのOBで、摩尼寺「奥の院」遺跡の発掘調査で修士論文を書かれたこともあり、メディア関係者からの人気は教授を凌ぐほどでした。

この標柱・説明板が設置されたことを期に、もっと摩尼山が多くの人に知られ訪れてほしいです。秋には、立岩と賽河原を舞台とした石積イベントを企画しています。今から紅葉の季節に想いを馳せています。
この勢いのまま摩尼山・摩尼寺がもっと活気づけうことを心より願うばかりです。(OK牧場)



↑4月13日地元紙の記事