2018年楊鴻勛先生建築史国際学術シンポジウム招聘講演(5)


「三坊七巷」再訪
福州の重点文物保護単位「三坊七巷」を訪れたのは2012年9月のことである。大学が公立化した夏休み、会長、タクオ、白帯と私で武夷山に遊び、最後に福州を訪れた。あの時は華林寺から福建博物院を経由して、雨の三坊七巷を訪れ、町並みの中にある星巴克(スターバックス)で休憩した。今回もスタートは華林寺だが、長江以南で最古の木造建築「大殿」(962)には足場がかかり、瓦屋根の葺き替え中だった(↑)。

華林寺から三坊七巷に直行した。今回もまた雨が降っている。大通り(坊)にでると、いきなり懐かしいスタバをみつけたが、入りたいとは思わない。とはいうものの、雨中のぶらぶらも鬱陶しいので、路地(巷)でみつけた日本料理屋にしけ込んだ。カレー味の肉ジャガ、サンマの塩焼き、寿司などを食べた。もちろんこの料理屋も伝統的な都市住宅を改装したものである。おそらく民国時期の近代華風?





