紫陽花の露西亜(1)


ワールドカップ開幕!
ついに開幕しましたね。FIFAランクでは出場国最下位(70位)の開催国ロシアがサウジアラビアを5-0で蹴散らして華々しいスタートを切りました。直前の7試合では一度も勝てず、マスコミに叩かれていたチームが下馬評を覆す大躍進の兆候をみせた点、日本も勇気づけられます。ただし、ロシアの場合、ソチのDP問題を抱えていて、あまりに強いと疑惑を抱かれかねない。ロンドン五輪でのおそるべき柔道の強さも今は儚い幻のような栄華であり、DP検査でおかしな結果がでないことを祈るばかりです。一方、サウジはアジア予選の最終戦で日本を破った功労者、ファンマルバイク監督を更迭していました。その次の監督もクビにして、なんと3人目の監督が指揮をとったのですが、明らかに裏目に出てしまいました。ファンマルバイクは優秀なコーチなんだけどなぁ・・・
さて、昨日の講義(3年以上64名出席)で再びW杯の予想アンケートをレポート欄外でおこないました。誤解なきよう説明しておきますが、このアンケートへの回答は任意です。答えたければ答えればいいし、嫌なら無視すればいい。その結果は以下のとおりです。
1.優勝国
①ブラジル(23名) ②ドイツ(14名) ③スペイン(6名) ④アルゼンチン(4名)
⑤日本(3名) ⑥フランス(2名) ⑦イングランド(1名) ⑦ポルトガル(1名)
⑦ロシア(1名) ⑦スイス(1名) ⑦ベルギー(1名) 【以下、無効票】
⑫パラグアイ(1名) 無記名(5名)
2.日本の予選リーグ
1位(6名) 2位(11名) 3位(27名) 4位(15名) 無記名(1名)
火曜日の結果は こちら を参照してください。パラグアイ戦の結果が影響を与えたのか、日本が1位で予選リーグを突破すると答えた学生が6名もいたのには驚いてしまいました。


パラグアイ戦の大勝はサッカー関係者体に影響を与えており、コロンビア戦の先発はパラグアイ戦後半をベースにすべきだという論調が主流になってきています。わたし自身そういう主張をしたのですが、昨日アップしたコロンビア3-2フランスの試合をみる限り、撃ち合いを挑むのは無謀であり、また選手ローテーションの問題もあるので、初戦はむしろ守備的に臨むべきではないか、と考え始めています。南亜型の4-5-1が無難ではないでしょうかね。その場合、トップ下はおきません。アンカーの少し上に大島と柴崎を並列させることになります。このアンカーが人材難でしてね。長谷部か蛍だから・・・今野の手術、青山の怪我、井手口の選外がボディブローのように効いてきている。コロンビア戦はドローなら大成功、0-1、0-2も已むをえません。3点以上の得失点差はなんとか避けたい。1点差で終えれば十分可能性は残ります。
そして、残りの2試合を1勝1分なら2位に滑り込めるかもしれない。勝つ可能性があるのは第2戦のセネガル以降だから、ここで香川・乾を投入して勝負にでるしかないのではないか。セネガル戦こそにパラグアイ戦後半のメンバーを投入すべきではないのか、ということです。第3戦は総力戦でいくしかありません。
というわけで、パラグアイ戦のメンバーとは違う守備的なメンバーが先発起用されて負けたとしても、1~2点差なら失望することなく前を向け。スティ・ポジティブ!で進んでほしい、というお話でした。

ニューギニア・インバチェンス