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過去への旅路(5)-人文研講演

180622人文研03 


アルゼンチン大敗の昼下がり

 6月22日(金)。京都大学人文科学研究所で共同研究「3世紀東アジアの研究」のスピーカーとして教授が講演されました。そもそも京大は、教授の母校です。烏丸今出川から乗ったタクシーの中で旧建築学科の校舎をみて懐かしそうにされていました。北白川の人文研東方部は古式ゆかしいロマネスク様式であり、日本でも数少ない近代建築だそうです。内装も大変立派で、講演会場に入ると、あまりの重厚さに二人して怖気づいた次第です。
 問題を抱えていました。もとよりワールドカップが始まって寝不足状態が続いており、「十分に準備ができなかった」ことを悔やんでおられましたが、奈良に戻って最終の調整をされていた深夜にアルゼンチン対クロアチアの試合が始まってしまったのです。LABLOGの愛読者ならご存知のように、今回のW杯における教授の優勝予想は「アルゼンチン対クロアチアの勝者」であり、ライブ映像をみないわけにはいかないわけで、結果、体調不良に拍車がかかってしまったようです。

 講演の演題と構成を以下に示します。

  魏志東夷伝にみえる住まいの描写
   -民族建築/建築考古学的成果との対照考察-
    1.はじめに
    2.穴居および季節の住み替え
    3.城と宮室
    4.高句麗の桴京
    5.東夷のなかの倭の建築

 講義に出てくる内容や青谷上寺地遺跡、松原田中遺跡のことなど以前に教わった内容がミックスされていましたが、研究者向けにバージョンアップされており、とくに東夷伝の漢文の意味のとらえ方などはとても難しかったです。また、講演後の質問時間では、聴講者の方々は優秀な研究者の方々ばかりで専門用語が飛び交いレベルの高さを実感しました。教授はとくに魏志倭人伝にみえる「邸閣」という用語について気にかけておられましたが、人文研の中国史の先生から最新の論文を提供され、考え方をおおいに改めたられたようです。
 その後、少人数での懇親会が百万遍でありました。先生は何度も「人文研のレベルにはついていけない」と言われたのが印象的でした。私個人としては、楽しい時間に参加でき、幸運でした。(OK牧場)


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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