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紫陽花の露西亜(7)

日本 0-1 ポーランド

 車を飛ばして奈良まで帰り、ローストビーフとチリワインを買い込んだ。家族とともに酒を飲みながら、日波戦を視る。最低のゲームだった。負けたら敗退もありうる重要な試合に6人ものメンバーを入れ替えて臨んだわけだが、槙野・山口・高徳・宇佐美・武藤らの顔ぶれをみるにつけ、敗退は十分ありうるとキックオフ前から不安がよぎる。2002日韓大会トルコ戦におけるトルシエのメンバー変更に劣らぬ暴挙としかいいようがない。
 クロアチアがメンバーを9人替えたのはすでに勝点6を得ていたからであり、勝点4の日本とはまったく立ち位置がちがう。なぜここまでリスキーなことをしたのだろうか。実際、試合が始まると、1軍と2軍の差は明明白白。このたびのワールドカップにおいてクロアチアと日本は中盤の双璧だと思っていたが、2軍たちのゲームメイクはハリル時代のレベルに戻っていた。
 0-0で終わるかもしれないと思われた試合が後半0-1に動き、グループリーグ敗退が現実のものとなって眼前に迫ってくる。こういう状態でも、日本はエース級のジョーカーを残り2枚しか投入できないのだ。実際、高徳は最後まで右SHの位置にいた。点が取れるはずはない。敗退を覚悟していたところにコロンビアが1点とってリードしたという報せが届く。
 しかし、セネガルの攻撃力からすれば、1点などどうにでもなる。戦局はどう転ぶか分からない。追加時間に2点を奪ったブラジル、韓国の闘いが頭を掠めた。日本は攻めて1点取らない限り、グループを突破できる保証はどこにもなかったのである。もし、ロスタイムにセネガルがPKを奪取していたら…

 途中からセネガルを応援していた。こんなサッカーしかできない西野JAPANに呆れてしまい、セネガルこそが勝ち上がるべきチームだという想いが強くなった。ベルギーやイングランドを倒せる可能性が高いのは日本ではなく、セネガルだとも思った。
 西野は何を思って新しい6名を送り込んだのか。16強戦以降を見据えたものとしか考えようがない。ベストメンバーを揃えたコロンビアとの差が露骨にでた所以である。目の前の勝負にこだわるべきチームがその先を見つめている。その結果、サッカーの質はここまで劣化した。天罰が下るであろうと欧州のメディアは期待しているようだ。

 とにもかくにも、グループリーグを1位通過して、イングランド、スイスと当たるという私の夢はもろくも崩れ去って幻となった。ベルギーは恐しいチームであり、これに立ち向かうためには、2016ユーロにおけるイタリアの戦術を参考にするしかない。コンテは赤い悪魔を2-0で零封圧勝してみせた。あの再現を祈るほかありません。

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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