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過去への旅路(6)-鳥取西高SGH

180627西高01


シエスタの教室

 6月27日(水)、曇り。水曜午後は全体ゼミの時間ですが、今回は鳥取城跡周辺で活動しました。教授が鳥取西高SGHと史跡鳥取城跡整備委員会を連続でこなさなければいけないための苦肉の策であり、ゼミ生はまず西高SGHブータン班参加組(2名)と鳥取城天守跡登山組に分かれました。教授にとっては、前週の母校(京大)に続く、母校(西高)での活動であり、とくにSGHについては昨年の「トンレサップに学校をつくろう」課題で大変よい印象をもたれており、とても楽しみにされていました。
 わたしは昨年のSGHにも参加したのですが、教室に入った瞬間、昨年とは雰囲気がちがうように感じました。溌剌とした明るさがなく、どこか空気が澱んでいます。
 講演の題目は「ブータンの崖寺と瞑想洞穴 -チベット仏教と遊牧民」。結論から報告しますと、講演が始まって10分もしないうちに居眠りする生徒が出始め、教授は何度かやわらかく警告を発せられていたのですが、昼下がりのシエスタに身をゆだねる生徒は増える一方になり、開始15分に至らない段階で「こんなに居眠りが多くては講義できない」と発言され、最後列に座っていた私たちに「帰ろう」と呼び掛けられました。
 その後、わたしたち2名は他のゼミ生と合流し、仁風閣付属の宝扇庵と周辺庭園の配置図の測量実習に移行しました。この日は14時半より宝扇庵で鳥取城跡整備委員会が開催されるので、教授も会場に向かうかと思われましたが、今回の問題について母校の校長と話したいということで校舎に残られ、県庁にいる校長の帰学を待たれたようです。しかしながら、校長の帰学が遅れたため、教授は教室に戻り、生徒の質問に答えたとのことです。

 2年連続で参加した私の感想としては、昨年のトンレサップ班に比べ、ブータン班は生徒の事前学習が十分ではなかったように思います。あとで教授が問われたところ、SGHの取組そのものに違和感を訴える生徒もいたそうです。「参加を強制されている」という意見を正直に述べる者もおり、そういう意見を校長に伝えたとのことです。2・3年合同の演習らしいですが、とくに3年生にとっては受験との兼ね合いが微妙な時期でもあり、どれだけのエフォートをSGHに注ぐべきか、悩ましい問題だと思いました。父兄も心配されていることでしょう。
 研究室側の反省もあります。昨年はまず生徒の話を聞き、それから土地勘を掴んでもらうためにパワポをみせて生徒に刺激を与えました。昨年と同じやり方のほうがよかったのかもしれません。そのためには事前の打ち合わせが必要であったと思います。昨年は、ハロン湾の筏住居模型の受け渡しなどのため教授自身が高校を事前に訪問したり、担当教員が大学の研究室に来られたりしていました。そういう準備がいっさいなかったことが今回の失敗の遠因になったと考えます。
 同じ母校でも京大の研究会では素晴らしい講演になったのに対して、今回の西高での指導は非常に残念な結果に終わりました。昨年のトンレサップ班が例外的に活力あるグループだったのでしょうか。(OK牧場)


西高居眠り

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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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