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上方往来を描く-智頭宿(1)

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上方往来ファイナル

 今秋も人間環境実習・演習A(旧居住環境実習・演習Ⅰ)が始まっており、さてどの町並みを描くべきか悩んでいました。これまでの経験に照らすと、用瀬が演習には最適の集落だと認識しています。その場合、「二度目の用瀬」になるわけですが、それはそれで意味がないことではない。ただ、気になっていたのは智頭宿です。河原・用瀬宿に比べて町並みの保全度は高く、上方往来スケッチのファイナルに値する場所であるのは間違いありません。ただし、河原・用瀬宿ほど大学に近くない。
 10月1日(月)、さっそく大学から智頭宿まで行って来ました。目的は二つ。一つは所要時間の計測、いまひとつはスケッチ場所の選定です。結果、片道の所要時間は約35分であり、現場でのスケッチ時間を90分前後確保できることが分かりました。スケッチ場所もほぼ決めることができ、智頭の上町・下町を描こうと決断した所以です。


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 2日後の10月3日(水)、後期初ゼミの時間を利用して3年生・院生で正式な撮影に向かいました。その後、約1週間は院生・3年生が写真の整理と学生との対応図・エクセルを作成してくれました。
 そして、10月16日(火)、2年生30名のスケッチを迎えました。快晴です。智頭宿上町・下町をE区(東区)、W区(西区)、S区(南区)に分けて、中型・小型の建物は一人1棟、大型の邸宅は二人で1棟担当してもらいました。昨年と同じく、コンベックスや定規などは一切使わず、身体感覚で建物の正面を描き上げます。


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↑↓良好な町並みを残すS区。10月3日撮影
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 2年生30名はみな真面目でがんばってくれましたが、反省点をあげるとすれば、以下の2点です。

  ①一歩を大股で1メートルに近づけるよう指示したが、前週の授業が影響したらしく、
   小股で60センチ前後とする学生が多く、修正してもらった。
  ②一歩を方眼紙の2センチ(5mm方眼の4コマ)として描くよう指示したが、5mm方眼を1cm方眼
   と勘違いしている学生がいた。また、自分で1歩を5コマ、7コマに設定している学生もいた。
   5mm方眼の4コマが2センチにあたり、一歩(約100cm)を2センチにするとで、約1/50の図面が
   描けることを事前に強調する必要がある(バス内で強調したが、聞いていない学生、理解して
   いない学生が少数いた。

 今回のツアーには院生のほか、3・4年のゼミ生3名も同行しました。町並み見学の後、諏訪泉の販売店と重文「石谷家住宅」を訪問して満足してくれたと信じたいですが、心の底では、どう思っているのかは分かりません・・・(笑)


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↑消防櫓(W) ↓櫓から俯瞰した重文「石谷家住宅」。石谷家は規模が大きすぎるので、今回の町並みスケッチから外した。
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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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