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紅葉の摩尼山トレック-「賽の河原」石積塔づくり(5)

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「賽の河原」供養塔の試作

 10月24日(水)。今回のゼミは11月10日(土)に行われる石積みト レック大会のルート事前調査に加え、「賽の河原」ではドローン を使ってフォトスキャン用の重ね撮りと、供養塔の試作を行いました。院生1名、3年4名、先生の計6名での活動となりました。
 まず、トレッキングルートの事前調査のために摩尼川の源流にあたる渓流に沿って古参道を遡行しました。ト レック大会当日、参加者を複数のグループに分けて川岸の小石を拾う想定をして、何ヶ所かポイントを選定しました。


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 半時間あまり登って摩尼寺「奥の院」遺跡で小休止。発掘現場から頂上までは岩場と急斜面が続きました。前日の雨で足元がぬかるんでいたり、岩が濡れて滑りやすくなって いる箇所も見られたりと、結構登るのに苦労しました。当日は晴れることを願うばかりです。


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 出発から1時間半足らずで鷲ヶ峰立岩前の「賽の河原」に到着し、ここからはドローン空撮班と供養塔試作班に分かれての活動になりました。前者については明日別のメンバーが報告します。わたしは供養塔試作班として活動しました。最初はとりあえず拾ってき た小石を積むよう指示を受けました。この段階では同じような大きさの小石を積 み上げたものができましたが(↓右)、供養塔にはテーパー(逓減)をつけなければいけないそうです。つまり、下には基礎となる大きい石を置き、上にいくにしたがって石を小さく積んでいくのです(↓左)。


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↑(左=1号)チベット式チョルテン (右=2号)ブータン式チョルテン  ↓1号・2号完成記念写真
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 作業を終えてから、立岩脇の帝釈天像のところまで上がりました。湖山池から日本海まで見通すことができま した。最近はPM2.5の影響により視界が悪くなったそうですが、以前は大山 も見えたという話を聞きました。また、紅葉はまだ先です。おそらく2週間後が紅葉真っ盛りであろうと予想されました。トレック大会まで日数も少なくなってきてお り、準備にも力が入ってきました。本番に向けて万全を期して臨みたいと思います。(Task)


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↑下山後、ただちに車を飛ばして浜湯山をめざしましたが、五時半にしてすでに仄暗く、らっきょう花のカーペットは霞んでみえます。こちらも満開までもう一歩。たぶん11月1週ぐらいが見ごろではないか、と。



【連載情報】
紅葉の摩尼山トレック-「賽の河原」石積み塔づくり(7)
紅葉の摩尼山トレック-「賽の河原」石積み塔づくり(6)
紅葉の摩尼山トレック-「賽の河原」石積み塔づくり(5)
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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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