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奥出雲そば紀行

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三度目のサテンドール

 12月といえば出雲である。また今年も師走に出雲を奔走した。シンポ翌日(2日)に家を発ち、途中、倉吉に寄った。河原町でメダカを仕入れるためである。奈良からもってきたフタ付のバケツ2杯に40尾ばかりメダカ(白・緋)を移し、きっちりと梱包してもらって、いまメダカたちは奈良の睡蓮鉢を泳いでいる。
 そして、一路出雲へ。松江ではなく、あえて出雲に泊まるのは、いまの自分にとって、伊勢宮の色艶よりも、ウェザーリポートよりも、サテンドールのほうが恋しいからである。
 この夜も、カルバドスから始めた。ブラー(Boouland)のXOとVSOPを飲み比べてみたが、前者が圧倒的に美味い。DVDは、アラブ人みたいな名前のサックス吹きが流れていて(名前が思い出せない)、まもなくアニタ・オディのボーカルに変わった。1980年代のアニタ・オディ。すでにおばあちゃんになっているが、やはり一流のオーラがある。グラッパを挟んで、珍しくジンをロックで飲んでみた。クリスチャン・ドルーアンのル・ジン(Le Gin)。ちょっと甘い風味がして・・・スコッチにすればよかったとすこっち後悔し、最後は定番デュワーズのハイボールで締めた。


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二度目の再仕込み醤油

 3日は某BSのロケを出雲大社でおこなうことになっていたが、午後3時からの収録ということで、長い自由時間が生まれてしまった。また平田を訪ねた。今春と同じ岡茂一郎商店で利き醤油をし、醤油アイスを食べ、ミニボトルの醤油とポン酢を買った。そこから反転し、奥出雲をめざす。


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純そば一風庵 

 遠い昔、出雲の岩屋堂めぐりをしていて、最後に奥出雲の蕎麦を食べにいった記憶がある。タクヲに電話して確認したところ、その店は仁多郡奥出雲町大呂にある「山県そば」であった。ブログも確認した。2012年10月9日、旧横田町の別格本山岩屋寺(廃寺)を訪ねたあと蕎麦をたくったのである。メンバーは他に白帯とヒノッキーがいた。思い起こせば、平田の町並み調査に精をだしていたころだから、このたび平田経由で奥出雲に向かったのも運命だったのかもしれない(大げさだね)。
 しかし、「山県そば」には行かなかった。さらにネットで「奥出雲 蕎麦」を検索したところ、最も高い評価を得ていたのは「純そば一風庵」という店だったので、そちらに足を運んだのである。平田から60キロの旅であった。

    純そば一風庵
    〒699-1822 島根県仁多郡奥出雲町下横田89−2
    電話: 0854-52-9870


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 奥出雲に入ると、蕎麦屋の看板がやたら目立つ。鳥取でいえば、智頭か佐治のような県境の山間地域だが、出雲市に比肩しうる蕎麦処として名を馳せているようで、いつか奥出雲蕎麦はしごツアーをやってみたいものだ、という誘惑にかられた。
 一風庵は和風の造りながら、民家風だとか数寄屋風だとかにこだわった表構えではない。国道沿いにひろい駐車場のあるふつうのレストランで、看板には「そば うどん」とあり、奥出雲の蕎麦にこだわっている風にもみえない。わたしは冷たいわりご(↑)、家内はあったかい湯葉そば(↓)を注文した。結論から述べてしまうと、名物「湯葉そば」ではなく、わりごに軍配が上がった。野太いごつごつした麺の噛み応えとのどごしがなんとも言えない。湯葉そばのほうはあたたかいツユのせいで麺がのびており、ごつごつした食感が失せてしまっている。出雲・松江で数知れず蕎麦をたくってきたが、一風庵わりごの触感は経験したことのないものであった。遠い旅をした甲斐があった。


1203出雲01一風庵03湯葉  


 そしてまた出雲へ。奥出雲はおもいのほか遠く、3時の撮影にまにあわせるため帰途を急いだ。ロケは八足門前(出雲大社境内遺跡発掘調査地)から始まり、ついで八足門をくぐり楼門にとりつく玉垣の外から本殿を望みつつ話をした。最後は島根県立古代出雲歴史博物館の復元模型の前で大型本殿復元案の根拠を説明した。
 博物館では、鳥谷さん、増田さんに再会した。十数年ぶりのことである。奥出雲に行ったというと、「山県そばですか?」と問われた。「一風庵です」と答えると、鳥谷さんは残念そうな顔をして「山県そばが推薦なんですけどね」とおっしゃった。山県そばは6年前にタクヲに連れてってもらったからと説明して納得してただいた次第です。
 奥出雲そば巡りという新たな人生の課題を発見した意義深い一日でした。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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