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蝋梅

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雪中四友

 蝋梅(ろうばい)は、中国江南の庭園でよくみかける。「雪中四友」と呼ばれる冬の花である。庭に多用されるほどではない。庭に咲く蝋梅の花をみつけると中国人も嬉しくなるようで、わざわざ「蝋梅だよ」と教えてくれる。わたしも、この黄色い梅の花を好んでいる。蝋梅は屋敷裏側の大きな園林ではなく、建物に囲まれた天井(てんせい=中庭)にポツンと植えられることが多い。年末に訪れた蘇州の耦園でも天井の中で左右対称に孤立して立ち、黄色い蕾が花開こうとしていた(↑)。あの日は雪が降っていた。十年ぶりの雪だというが、雪に蝋梅はよく映える。18年前の蘇州庭園も同じように雪が降った。
 先週訪れた稲常(いなつね)西尾家の前庭では蝋梅が満開になっていた。蝋梅は「唐梅(カラウメ)」とも呼ばれる中国原産の樹木であり、江戸時代に日本にもたらされたのだという。使い方も中国的であり、裏庭ではなく、主屋と土蔵と長屋門に囲まれた天井のような前庭にポツンと植えられて、スペースのアクセントになっている。寒い一日だったが、ついに雨は雪に変わらなかった。ただし、庭には少しだけ根雪が残っていた。


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 そして、昨日も蝋梅にであった。近所のトスクで切り花が売られていたのである。周辺に置かれた野菜と同様、農家が持ち込んだものであり、栽培者の氏名を書いたシールが貼ってあった。切り花は二株あり、大きな方が250円、小さな方が180円であった。下宿の面積を考慮するならば、後者にするしかないと判断して家に持ち帰ったが、普通のコップに立てても不安定なのでダイソーに走り、200円の花瓶を買うと蝋梅の切り株は安定し、仏壇代わりの棚をみごとに荘厳してくれた(↑)。
 そして今日、浅漬けの素を仕入れようとまたトスクにでかけると、昨日買わなかった大きい方の蝋梅がまだ残っていたのだが、なんと値段は100円まで下がっている。即買いを決めた。メダカ並みの爆買いである。問題は花瓶だが、これ以上出資する余裕もないので、シリアルや乾燥パスタを納めるプラスチックポット風のタッパに水をいれて立てると安定した。その結果、下宿のリビングには蝋梅の咲く黄色の築山が誕生し、艶やかな芳香がたちこめている。
 倉吉の瘋狂聖によると、12月から3月が植え付け時期だというので、苗木を取り寄せ、奈良の家に地植えしようと思い始めている。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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