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ミスター・サマータイム




遠い夏の日のまぼろし・・・

 すごい動画を発見しました。老舗コーラスグループ「サーカス」が結成40周年を記念し、新旧メンバー7名が一同に会して「Mr.サマータイム」を歌っています。視聴回数は210万回を超えている(↑)。
 あまりに凄いパフォーマンスなので、懐かしいけれどもそんなに詳しくないこのグループについて、少しだけ調べてみました。

第1期(1978-)
 叶正子(長女)、叶高(長男)、叶央介(次男)の三人姉弟と従妹の卯月節子の4人編成でデビュー。78年 に 「Mr.サマータイム」で紅白出場(↓)。不倫を悔やむ女心を歌った 「Mr.サマータイム」はフランスのミッシェル・フュガンの作品であり、これを竜真知子が訳詞して大ヒットした。当時はシャンソン風歌謡曲の印象がありましたね。翌79年は「アメリカン・フィーリング」のヒットで紅白再出場を果たす。





第2期(1984-)
 卯月節子(結婚)、叶央介(ソロ活動)が脱退し、原順子と嶋田徹が加入。88年に嶋田徹が離れ、叶央介が復帰。91年、叶央介と原順子が結婚した。下は2012年のアレンジ。ずいぶんジャズっぽくなっていますが、次頁(続き)ほどではない。左右二組の間の距離が未来を予感させる??









第3期(2013-)
  叶央介・原順子夫妻が2人のユニット「J&O」(2VOICE)の活動に専念するため脱退し、吉村勇一と叶ありさ(高の長女)が加入。
 上の動画は、たぶんまだサーカスのメンバーだったころのJ&Oだと思われます。会場がスィート・ベイジルだからなのでしょうか、ここまで和声を変えてしまうか、というぐらいメロディとコードがずれていて、それが現代ジャズのテンションなんだろうけれども、視聴回数はのびていません。音楽的に高度になることと良い音楽であることは、やはりちとょっとちがう?
 上のアレンジの原型というべき4人編成でのバージョンも発見しました(↓)。アクセス数はかなりですが、評価は賛否分かれてますね。まぁ、ディランや長谷川きよしだって毎回のようにアレンジを変えているのですから、バリエーションをもつのはわるいことではない。
 「ミスター・サマータイム」という曲は「別れのサンバ」とポジションが似ています。1曲で音楽家の一生が決まってしまった。だから、アルバムを出すたびにアレンジを変えた当該曲が含まれる。立場を換えるならば、ファンはこうした名曲を聴くためにまた新しいアルバムを買うことになるわけです。





 結果として言えるのは、いちばん上の動画がいちばんいい。音楽観がちがうから袂を分かったんでしょうが、ここは仕事と割り切って、この七人でアルバムを出し、ツアーしてくれるといいなぁ。CSN&Yの「4ウェイ・ストリート」のように、デュオ、カルテット、セプテットなど組み合わせを変えていろんなコーラスを聴かせてくれれば楽しいでしょうに・・・夢の夢かな。それにしても、叶ありささんという新メンバーの存在は大きいよね。正子さんと高さんが引退しても、親族的合唱集団としての遺伝子は継承され、サーカスは存続していく。歌もうまいし綺麗だし、応援しますよ!




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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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