Blue in Green
Like Someone in Love
今宵はビル・エヴァンスをお届けしましょう。そんな気分です。
「ブルー・イン・グリーン」(↓)は、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』(1959)で初演されたモードの名曲ですが、作曲はマイルス説/マイルス&エヴァンス説/エヴァンス説の3つがあり、まるで端田宣彦と坂庭省悟の「花嫁」みたいに著作権がもつれている。エヴァンスは『カインド・オブ・ブルー』のピアノを担当しているのですが、同年に発表された自作『ポートレイト・イン・ジャズ』でも「ブルー・イン・グリーン」を演奏しているから話はややこしい。みんな死んじゃった今となってはどうでもいいんだけどね、良い音楽はいつまでたってもよい。それでいい。マイルスはもちろん、エヴァンスも音を使いすぎないところ、つまり「間」を重視して慎重に音を選択するところに特徴がありますね。早弾きすればいいってもんじゃありません。あとは艶気をどうだすか、だ。夜の音楽なんだから。
今宵はビル・エヴァンスをお届けしましょう。そんな気分です。
「ブルー・イン・グリーン」(↓)は、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』(1959)で初演されたモードの名曲ですが、作曲はマイルス説/マイルス&エヴァンス説/エヴァンス説の3つがあり、まるで端田宣彦と坂庭省悟の「花嫁」みたいに著作権がもつれている。エヴァンスは『カインド・オブ・ブルー』のピアノを担当しているのですが、同年に発表された自作『ポートレイト・イン・ジャズ』でも「ブルー・イン・グリーン」を演奏しているから話はややこしい。みんな死んじゃった今となってはどうでもいいんだけどね、良い音楽はいつまでたってもよい。それでいい。マイルスはもちろん、エヴァンスも音を使いすぎないところ、つまり「間」を重視して慎重に音を選択するところに特徴がありますね。早弾きすればいいってもんじゃありません。あとは艶気をどうだすか、だ。夜の音楽なんだから。