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Blue in Green

 Like Someone in Love


 今宵はビル・エヴァンスをお届けしましょう。そんな気分です。
 「ブルー・イン・グリーン」(↓)は、マイルスの『カインド・オブ・ブルー』(1959)で初演されたモードの名曲ですが、作曲はマイルス説/マイルス&エヴァンス説/エヴァンス説の3つがあり、まるで端田宣彦と坂庭省悟の「花嫁」みたいに著作権がもつれている。エヴァンスは『カインド・オブ・ブルー』のピアノを担当しているのですが、同年に発表された自作『ポートレイト・イン・ジャズ』でも「ブルー・イン・グリーン」を演奏しているから話はややこしい。みんな死んじゃった今となってはどうでもいいんだけどね、良い音楽はいつまでたってもよい。それでいい。マイルスはもちろん、エヴァンスも音を使いすぎないところ、つまり「間」を重視して慎重に音を選択するところに特徴がありますね。早弾きすればいいってもんじゃありません。あとは艶気をどうだすか、だ。夜の音楽なんだから。




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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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