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沈丁花

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苔玉返礼

 週明けに大学に出てみると、部屋のドアノブに袋入りの何かが吊り下げてあった。なにこれ、と訝しく眺めていると、院生のザキオ君が戻ってきた。卒業生からの贈答品だと聞いて仰天し、ただちにお礼のメールを送信した。わたしがいただいたのは、tea and coffee server TIME で、ザキオ君によると、非常に保温性能が高いティーポットだとのこと。中国茶を愛していますから、有難い品物です。一方、ザキオ君への贈り物は蓋付きThermos mag cup でありまして、TIME より高そうにみえるんだな、これが(笑)。
 急いで返礼を用意せねばならんと、6日午前、智頭宿に飛びました。あいにく駐車場ののど元にある土産物店は定休日でしたが、所望の「苔玉」は店頭で無人販売してあり、人数分だけ買い揃えることができました。沈丁花2株、樹種不明1株、蝋梅1株。車は打って返しで大学方向に戻り、ダイソーでガラスの器も買い揃え、活けてみたのが上の状態です。


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 二日後の8日(金)、こんどは奈良の研究所を訪れ、今月末で退職されるトレーサーの方に沈丁花の苔玉と因久山焼のカップをさしあげた。なんか、すごく歓迎してもらえて、とても嬉しかったな・・・お互い、これからの人生は長いですからね、まだまだいろんなことを楽しみましょうね。

 さて、沈丁花(ジンチョウゲ/チンチョウゲ)は南方中国原産の常緑低木で、中世までには日本に伝来していたらしい。沈香(香木)のような良い匂いがあり、丁子(クローブ)に似た花という意味だそうである。淡紅色の花を咲かせ、赤く丸い実を結ぶが、その実には毒性があるものの、花の煎じ汁は漢方薬として歯痛・口内炎などに効ありとされる。
 開花期は2月末~3月だというから、蝋梅が終わって沈丁花の花が咲くことになるのであろう。花言葉は「栄光」「歓楽」「永遠」だというから卒業などの祝い物には、われながら、ぴったりであろうと思っている。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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