パンドラの箱
ヒマなどあるはずもなく、興味もなかったはずなのに、新潟の問題があまりに大きくなっていくので、ついついネットで情報を漁り、ことの本質をだいたい理解できたつもりになっています。ここで、その知識をひけらかす必要はなくて、たとえば、「枕営業」と団体名をクロス検索させれば一定の情報が得られるでしょう。とりわけ小林よしのりという漫画家がずいぶん吠えてくれています。
さて、被害者を襲った人物は反社会系芸能プロダクションと密接にかかわる青年です。これがただの半グレではなく、総選挙の票を動かすだけの情報と力をもっていることで事件は深刻になっていった。元を正せば、一昨年(2017)の第9回総選挙の速報で新潟の某アイドルが全国1位をかっさらったあたりから不審な風が吹き始めた。その無名のアイドルは最終的に総合5位にくいこんだが、あきらかに分不相応な勝利でした。他にも2名が新潟から10位以内に入っていたはずでして、たしかに票の伸び方は異常としか言いようがない。当該の人物は昨年(2018)の第10回総選挙でさらに順位をあげ総合4位に輝いている。こうした順位の上昇が不法な投票行為の反映であり、半グレ集団と無関係ではないからこそ、今年から総選挙が中止になったとも考えられています。
ご存じのように、アイドル集団は「恋愛禁止」を原則としていますが、集票に執着する一部のアイドルとそれを支援する運営組織内外の権力者や太客の間には「握手」どころではすまない「風紀の乱れ」が発生しており、それを憂えた被害者が運営幹部に注意喚起を促した。しかし、運営側は意に介さない。そして、被害者の行為に怒った4位らが被害者の住所や帰宅時間を半グレに教えて襲わせたことで被害者が告発し事件化したものの、ちかごろ不起訴が確定したため、運営側は一切を不問に伏すことに決めてしまった。その結果、アイドルの貞操を守ろうとした純潔者が集団から排除され、風紀違反の活動によって集票した不届き者が体制と結託して地位を確保することになったため、ネットはおおいに炎上しているというわけです。
わたしは、被害者が純粋であるが故に自分が「パンドラの箱」をあけてしまったことに気づいてらっしゃるのか、その点が気になって仕方ない。ある意味、都知事になったころの小池百合子の状況に似ている。豊洲市場の土壌汚染を防ぐ盛土や土壌改良はまったくなされていなくて、地下にあったのは巨大なコンクリートのボックスであり、その内側に汚染水がたまっていた。それは都庁の関係者ならだれでも知っていて隠蔽していたことなのに、新知事はこの情報を公開して、豊洲の問題を「改善」しようとした。その行為そのものは非難されるべきではないけれども、結果として、ニッチモサッチモいかない蟻地獄に陥って、築地から豊洲への移転は大幅に遅延しながら実行されたのはご存知のとおりであります。
さて、被害者を襲った人物は反社会系芸能プロダクションと密接にかかわる青年です。これがただの半グレではなく、総選挙の票を動かすだけの情報と力をもっていることで事件は深刻になっていった。元を正せば、一昨年(2017)の第9回総選挙の速報で新潟の某アイドルが全国1位をかっさらったあたりから不審な風が吹き始めた。その無名のアイドルは最終的に総合5位にくいこんだが、あきらかに分不相応な勝利でした。他にも2名が新潟から10位以内に入っていたはずでして、たしかに票の伸び方は異常としか言いようがない。当該の人物は昨年(2018)の第10回総選挙でさらに順位をあげ総合4位に輝いている。こうした順位の上昇が不法な投票行為の反映であり、半グレ集団と無関係ではないからこそ、今年から総選挙が中止になったとも考えられています。
ご存じのように、アイドル集団は「恋愛禁止」を原則としていますが、集票に執着する一部のアイドルとそれを支援する運営組織内外の権力者や太客の間には「握手」どころではすまない「風紀の乱れ」が発生しており、それを憂えた被害者が運営幹部に注意喚起を促した。しかし、運営側は意に介さない。そして、被害者の行為に怒った4位らが被害者の住所や帰宅時間を半グレに教えて襲わせたことで被害者が告発し事件化したものの、ちかごろ不起訴が確定したため、運営側は一切を不問に伏すことに決めてしまった。その結果、アイドルの貞操を守ろうとした純潔者が集団から排除され、風紀違反の活動によって集票した不届き者が体制と結託して地位を確保することになったため、ネットはおおいに炎上しているというわけです。
わたしは、被害者が純粋であるが故に自分が「パンドラの箱」をあけてしまったことに気づいてらっしゃるのか、その点が気になって仕方ない。ある意味、都知事になったころの小池百合子の状況に似ている。豊洲市場の土壌汚染を防ぐ盛土や土壌改良はまったくなされていなくて、地下にあったのは巨大なコンクリートのボックスであり、その内側に汚染水がたまっていた。それは都庁の関係者ならだれでも知っていて隠蔽していたことなのに、新知事はこの情報を公開して、豊洲の問題を「改善」しようとした。その行為そのものは非難されるべきではないけれども、結果として、ニッチモサッチモいかない蟻地獄に陥って、築地から豊洲への移転は大幅に遅延しながら実行されたのはご存知のとおりであります。
今回たまたま集票と枕の関係が新潟で露呈した。そのことを問題視するのは決して間違っていない。わたしも運営の対応は最悪だと思っています。その一方で、大局を俯瞰するならば、新潟は氷山の一角にすぎない、という見方が不可能ではないでしょう。同じような事情は秋元某がプロデュースする46~48系の全集団にありえたと推察したくなる。とりわけ総選挙での集票に拘泥するグループは同じ穴の狢だと思わざるをえない。この問題はさらに大きく、芸能界全体にも敷衍しうるのであって、たとえば昭和のアイドルや銀幕スターたちは、「なにを甘っちょろいこと言ってんの、わたしたちがどんなふうにしてスターになりあがってきたか教えてあげようか」と息巻いている姿すら目に浮かぶ。そうした悪しき伝統を敢えて問題視した新潟の被害者こそが反芸能界的であり、だから運営側の女社長は被害者を加害者呼ばわりしたと考えれば辻褄があう。すべての48系集団はいままさに同じ穴の狢として、解体の危機に直面しているのです。
さてさて、新潟の問題を追跡したおかげで、名古屋で活躍するあるアイドルの存在を知りました。須田亜香里さんです。握手が上手く、その腕をTV上でなんども披露しています。あまりの露骨さに呆れながらも、ここまでやらなければ生き残れないのだ、と妙に感心してしまう。おまけに彼女はブス・キャラで通っています。ネット上では「ブスだ、ブスだ」と散々誹謗中傷されていますが、本人の自覚では「中の上」だそうです。「中の中」とか「中の上」はまさに48系集団の水準であって、他者に劣る容姿ではない。蓋し、須田さんは決してブスではないし、少なくとも48系集団のなかでは上位に属し、塾女っぽい匂いのする嫌味のない美貌の持ち主だと思います。
須田さんはすでに27歳になっていて、昨年の総選挙でようやく総合2位にまで駆け上がった。ここに至るまでずいぶん苦労を重ねてきたようです。おもしろいのは、2位になった記念に発売された写真集がまったく売れてないことで、それをTVでも自虐ネタにしています。アマゾンを確認すると、二千円ばかりの写真集が中古本で600円になっていて、思わず笑ってしまいました。ここは男気で応援するしかない、と、中古本のボタンを押してあげたんだ。そして、男子学生に対し「届いたらスタジオにもっていって一緒にみようぜ」と提案したところ、一部の女子学生も「みたい」と言うのだが、「だぁめ」と答えておきました。
今回の新潟問題では、TVのコメントなどで「運営側を擁護する発言が目立つ」とやり玉にあがっていますが、十年近い時間をかけてようやくスターに近づいた大人のアイドルに「運営を批判せよ」というのも酷な要求ではありませんか。須田さんは、芸能界の清濁を併せ呑んで今の地位を得たのであり、ひょっとしたら純潔とはいえない営業の経験もあるのかもしれないけれども、それを割り切れるだけの根性があったと評価してあげなければいけないのではないかな。新潟の問題と無関係とはいえないけれども、同列にとらえて批判するのは可哀想だと思いますね。
さてさて、新潟の問題を追跡したおかげで、名古屋で活躍するあるアイドルの存在を知りました。須田亜香里さんです。握手が上手く、その腕をTV上でなんども披露しています。あまりの露骨さに呆れながらも、ここまでやらなければ生き残れないのだ、と妙に感心してしまう。おまけに彼女はブス・キャラで通っています。ネット上では「ブスだ、ブスだ」と散々誹謗中傷されていますが、本人の自覚では「中の上」だそうです。「中の中」とか「中の上」はまさに48系集団の水準であって、他者に劣る容姿ではない。蓋し、須田さんは決してブスではないし、少なくとも48系集団のなかでは上位に属し、塾女っぽい匂いのする嫌味のない美貌の持ち主だと思います。
須田さんはすでに27歳になっていて、昨年の総選挙でようやく総合2位にまで駆け上がった。ここに至るまでずいぶん苦労を重ねてきたようです。おもしろいのは、2位になった記念に発売された写真集がまったく売れてないことで、それをTVでも自虐ネタにしています。アマゾンを確認すると、二千円ばかりの写真集が中古本で600円になっていて、思わず笑ってしまいました。ここは男気で応援するしかない、と、中古本のボタンを押してあげたんだ。そして、男子学生に対し「届いたらスタジオにもっていって一緒にみようぜ」と提案したところ、一部の女子学生も「みたい」と言うのだが、「だぁめ」と答えておきました。
今回の新潟問題では、TVのコメントなどで「運営側を擁護する発言が目立つ」とやり玉にあがっていますが、十年近い時間をかけてようやくスターに近づいた大人のアイドルに「運営を批判せよ」というのも酷な要求ではありませんか。須田さんは、芸能界の清濁を併せ呑んで今の地位を得たのであり、ひょっとしたら純潔とはいえない営業の経験もあるのかもしれないけれども、それを割り切れるだけの根性があったと評価してあげなければいけないのではないかな。新潟の問題と無関係とはいえないけれども、同列にとらえて批判するのは可哀想だと思いますね。