父の日

白い珈琲実の焙煎
昨夜、父の日を祝ってもらった。こんなにたっぷりお祝いしてもらった記憶がない。すこしは父親の有難さをわかってきたのかな・・・・というほどのことをしてやっているわけではありませんがね。
食事のデザートに私が育てた珈琲を焙煎して飲んだ。二年ぶりのことである。二年前は大成功で、二株から四人分の珈琲をドリップできたが、昨年は鉢の植え替えをしたにも係わらず、いくら待っても実が赤くならないまま萎んで落下してしまい、乾燥した皮ごとギシル・コーヒーにして飲んだ。美味いといえるほどの味ではなかった。


今年は2株のうち1株には実ができなかった。すでに鉢の養分が薄れ、根が張り尽くしてしまったのだろう。いくら追肥をしても1株には実はならず、もう1株の実は今年も赤くならなかった。上の写真(左)にみえる赤い実はイシランメであり、残念ながら、その背景の引き立て役になっているのが珈琲の実である。5月下旬、赤くなっていない実を採取した。すぐに実をむけば良かったのだが、2週間放置して乾燥し、6月10日の皮むきには手間取った。皮を歯で食いちぎりながら実をむき、窓際に新聞紙とキッチンペーパーを敷いて、種(珈琲豆)と皮(ギシル)を日陰干しした。

1週間たち、父の日の夕食のデザートにあわせて豆を焙煎した。2年前は40分以上かかったが、なにぶん豆の量が少ないので、20分足らずで炒りあがった。それでも香りはいい。ミルで豆を挽き、コーヒーメーカーでドリップした。たぶん1.5人分の豆を二人分の水で抽出したので、味は薄かったが、新鮮な苦味のあるブラックコーヒーをデミタス風に味わえた。【続】


↑(左)焙煎[終了←開始] ↓ミル[後←前]

