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魏志倭人伝を読む(8)

1225クリスマス01記念撮影02 1225クリスマス01記念撮影01


クリスマス天目茶碗

 嗚呼、誕生日ですよ。63回めのバースディ。4月に救急車で運ばれたときはどうなるかと思いましたが、おかげさまでそちらのほうは回復しました。とはいえ、瞼の下の隈は濃くなり、皺は増える一方の今日このごろでございます。
 12月25日(水)に話を戻しましょう。この日は卒業アルバムの撮影日でもあり、卒アル担当の学生が大きなカメラをもって4409演習室を訪ねてきました。そこで記念撮影したのですが、プロジェクト研究2&4「魏志倭人伝を読む」の発表会で使う予定の弥生人の衣服素材が届いており、男用の横幅衣、女用の貫頭衣を卒業予定者に試着してもらい、撮影しました(データは卒アル委員会がもっているので、いずれ提供してもらいませう)。ここで厳密に商品名を記しておきます。

 《横幅衣》 テーブルクロス おしゃれ 北欧 エスニック柄 民族風 長方形 耐熱 防汚 滑り止め
       テーブルカバー 食卓カバー 綿麻製 花柄 インテリア 4人 6人掛け
       ボヘミアン マヤ文化 140x180CM
 《貫頭衣》 黄麻布 自然ジュート バーラップ テーブル飾り 黄麻ロール リボン 
       椅子/テーブル/ギフト/贈り物などに装飾 結婚式・披露宴・パーティー・記念日 
       田園風 素朴 装飾(30cm*5m)
 《腰巻紐》 真田紐 平紐3分(約9mm幅)5mカットNo.4 組紐 茶道具

 残す課題は男の頭にのせるホッカムリだけですね男子はみな冠り物をかぶらず絹布を頭にかける。バンダナでいくか、手ぬぐいにするか。記念撮影を終えてサプライズがありました。ゼミ生一同から誕生日プレゼントを頂戴したのです。これが、まるで数十万円もする(斑なしの)天目茶碗のようなモーニングブルーの器でしてね(黒米付)、わたしの場合、蕎麦米のリゾットやお茶漬けに最適のお椀です。
 みんな、ほんとうにありがとう!


1225クリスマス01記念品02up 1225クリスマス01記念品01


「弥生の衣食」再現

 じつは当方、翌26日に赤米大会を控えておりました。シラバスにもちゃんと書いているのですが、プロジェクト研究2&4「魏志倭人伝を読む」では、弥生土器で赤米を炊く実習をおこなうこととしておりました。とはいうものの、時間はなくなっていて、26日にもパワポの調整や漫画のスキャン作業があったのですが、ここは3年以上のゼミ生に協力してもらい、赤米大会を実施したのです。弥生風の野焼き土器や甑はたくさんあるのですが、なにぶん天候がわるく、野外で煮炊きするのは難しいので、炊飯は電気釜として、食事に弥生土器を使いました。


1226五種類の米03衣装01 1226五種類の米10追加01


 じつはじつは絶妙のタイミングで秋田から米10キロが送られてきたのです。「魏志倭人伝の新しい解釈-田中章介先生講演会」に秋田から車でやって来られた小林さん(縄文考古学)が帰宅後送ってくださったものです(イブリガッコ2本付)。これに赤米・黒米(日本の古代米)、ブータン米、蕎麦米などを混ぜたもの、あるいは白米を炊飯器5つに分けて炊きだしたのです。みんなよく食べてくれました。準備した3・4年の女子は大変だったみたいです(男子は何をしてたんかなぁ)。
 ここでもまた弥生衣装の打ち合わせをしました。1・2年生の代表者2名ずつに服を着てもらって、貫頭衣の縫い合わせは後漢書の担当部分を読んだ大分のKさんにお願いすることになりました。うまくいくことを願っています。


1226五種類の米03衣装02弥生土器02up 1226五種類の米03衣装02弥生土器01
↑1年生  ↓2年生
1226五種類の米03衣装03


1226五種類の米01
↑五種類の米
1226五種類の米02ブータン米01 1226五種類の米02赤米黒米01
↑(左)ブータン米 唐辛子入 (右)赤米・黒米
1226五種類の米02蕎麦米01
↑蕎麦米
1226五種類の米04試食風景01
食事風景(↑1年生 ↓3年生)
1226五種類の米10追加02


《連載情報》魏志倭人伝を読む
(1)漫画と文献で読む魏志倭人伝
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2113.html
(2)後漢書倭伝(一)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2119.html
(3)魏志倭人伝(一)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2125.html
(4)後漢書倭伝(二)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2131.html
(5)魏志倭人伝(二)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2134.html
(6)魏志倭人伝(三)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2153.html
(7)宋書倭国伝(一)
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2155.html
(8)「弥生の衣食」再現
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2162.html
(9)プロジェクト研究2&4発表会のお知らせ
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2168.html
(10)P2&P4発表会の報告
http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2174.html

青谷上寺地遺跡を訪ねて
(1)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2157.html
(2)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2158.html

魏志倭人伝の新しい解釈-田中章介先生講演会
( 予報1 )http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2132.html
( 予報2 )http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2140.html
(レポート)http://asaxlablog.blog.fc2.com/blog-entry-2156.html
(大学HP)http://www.kankyo-u.ac.jp/tuesreport/2019/20191223/


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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