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Not optimistic, But pojitive!

台湾大学化学部の徐丞志准教授のモデルweb


Stay positive! Stay home!!

 超圧縮型のガイダンスが終わったとはいえ、授業はGW開けからです。しかし研究室活動として、3・4年のオンラインゼミを続けています。自粛中の学生たちに少しでも光明を与えたいと思い、パワポの最初に上のグラフを示し、今後の収束の可能性について素人ながら言及したところです。4月20日(月)に配信された以下のサイトをご覧になった方も少なくないでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200420-00010007-wedge-soci

 台湾大学化学部の徐丞志准教授(生物医学)は、これまで中国と韓国の感染者数の推移と収束のシミュレーションを試み、かなりの確度で的中させています。その人物が、このたび日本の近未来を予測した。徐先生は「悲観的シナリオ」と「楽観的シナリオ」の両方を想定しています。( )内は私の勝手な補足。

 楽観的シナリオ: 日本の感染のピークは4月16日となり、累計の感染者数は2万人以上に達する
          (が、そのレベルでとどまる)
       
 悲観的シナリオ: 日本の感染者数のピークは4月26日前後になり、日本全体の累計感染者総数は
          5万人に達する可能性がある。1日あたりの感染者は2000人を超える。

 徐先生は、「日本は第二の湖北省になる可能性はあるが、それ以上に被害が深刻なイタリアや米国のようにはならないだろう」と結論づけています。どちらかというと、彼の結論は「悲観的シナリオ」寄りであり、その理由は「湖北省のように厳格な都市封鎖(ロックダウン)をしていない上、韓国のように大規模な検査と隔離もおこなっていないので、感染が中韓よりも長く続くとみられる」からです。
 この根拠は的を得ている。しかしながらグラフは、「悲観的シナリオ」の場合でも、6~7月のあたりで収束の方向に転じるよう描かれています。これを鵜呑みにしてはいけませんが、前期中に狂騒曲は一段落する可能性があるのではないか。学生たちにはそう伝えました。前期内収束のためには、GWが終わってもなお「自粛」が必要であるのは言うまでもありません。これを継続できないなら、大学後期の正常開始はもちろんのこと、小中高校の再開だとか、来年のオリンピック開催はまず不可能でしょう。

 我々は決して楽観的(オプティミスティック)になってはいけない。しかし、いつも前向き(ポジティブ)に上をむいて歩いていきたい。ステイホーム&ステイポジティブがさらに数ヶ月の規範であり続けるでしょう。




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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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